2020年読書7冊目は山田太一著『異人たちとの夏』
あらすじは
受賞歴
第1回(1988年) 山本周五郎賞受賞
内容紹介
あの夏、たしかに私は出逢ったのだ。懐かしい父母との団欒、心安らぐ愛の暮らしに――。感動と戦慄の都会派ファンタジー長編。
内容(「BOOK」データベースより)
妻子と別れ、孤独な日々を送るシナリオ・ライターは、幼い頃死別した父母とそっくりな夫婦に出逢った。こみあげてくる懐かしさ。心安らぐ不思議な団欒。しかし、年若い恋人は「もう決して彼らと逢わないで」と懇願した…。静かすぎる都会の一夏、異界の人々との交渉を、ファンタスティックに、鬼気迫る筆で描き出す、名手山田太一の新しい小説世界。第一回山本周五郎賞受賞作品。
(Amazonより)
感想は
随分と前に映画を観て原作を読みました。
やはり脳内では、鶴太郎が鶴太郎だった頃の鶴太郎と、秋吉久美子、名取裕子、風間杜夫で読み進めます。原作と映画のキャストはピッタリです。
これも、もう3回くらい読み返しています。
短いのでサクッと読めます。電車通勤であれば1日の通勤時間で読めるくらいでしょうか。
これはこれで良いのですが、藤野桂(名取裕子)のホラー部分が無く、父母とのすき焼き屋で終わっても良い作品だと思います。
すき焼き屋の場面では、ちょっと涙ぐんでしまいます。
涙ぐんだのは今回が初めてです。やはり歳のせいでしょう。間違いありません。
また数年後に読み返す時にはどれくらい涙ぐむのでしょか。
ペットものと家族ものには「なんでそこで!」ってとこで涙ぐんでしまいます。
よし!映画の方を観返そう!と思いました。
評点は
退屈しない度 :★★★★☆
人に勧める度 :★★★☆☆
数年後に見返す度 :★★★★☆