2020年読書5冊目は真梨幸子著「私はフジコ」
あらすじ
元アイドルの小川ルミに、初めて主役の話が舞い込んだ。高視聴率の再現ドラマ番組で「殺人鬼フジコ」を演じることになったのだ。フジコは十五人も殺害した平成の鬼女として、世間で大きく騒がれた犯罪者だった。大きなチャンスに、ルミは全霊を賭けてフジコを演じようと試みるが……。ベストセラーとなった戦慄のミステリー「殺人鬼フジコの衝動」と、その続編『インタビュー・イン・セル』の間をつなぐ短篇が電子書籍で登場です!(Amazonプライムより)
感想は
とても短いです。
ですのでこれを1冊としてカウントするのはためらわれました。ってくらい短いです。
「殺人鬼フジコの衝動」「インタビューイン・セル 殺人鬼フジコの真実」は何度か読み返しています。
この「私はフジコ」は初めて読みました。
他の方は「別に読んでも読まなくともよい」みたいな意見もありますが、「インタビューイン・セル 殺人鬼フジコの真実」を読む前に読んだほうがいいと思います。
「インタビューイン・セル 殺人鬼フジコの真実」の主人公となる小川ルミの出自が書かれています。
「インタビューイン・セル 殺人鬼フジコの真実」では、これまた主人公の下田健太の内縁の妻として小川ルミはいきなり登場します。(いきなり登場してもまったく本編に影響はしません)
これを読むことにより、「インタビューイン・セル 殺人鬼フジコの真実」が整理しやすくなると思います。
「殺人鬼フジコの衝動」「私は、フジコ」を通して、登場人物にシャキッとした人は出てきません。唯一、惜しかったのが藤子の最初の犠牲者となった小坂恵美さんくらいでしょうか。(この子もこの子で問題があるけど)
みんな、「なにやってんだよぅ~」ってな人達です。
評点は
退屈しない度 :★★★★☆
人に勧める度 :★★★☆☆
数年後に見返す度 :★★★☆☆