今日の「あさが来た」 新次郎さんが、大番頭の雁助さんが加野屋をやめようと思っていることを察してかけた言葉がかっこよかったですね。
「自分のことだけ考えて、それで居てくれるいうんやったらそれはありがたい。そやけど、もし出て行くて決めたんやったら、暖簾分けはでけへんけど、どっかでお店出せるぐらいのお金、用意さしてもらいますわ。それが、加野屋からあんたへの、せめてもの恩返しだす。」
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世の中 現実はどうもなかなかそんなカッコよくは運ばないようで・・・
でも、現実の世界でも、そんなに捨てたものではないかも。
カッコよさをそのまま実行している人だって存在します。いつぞやの王貞治監督のように、チームの主力選手を快く大リーガーに送り出した、そんなカッコいい人も実在するわけです。
そう、余談ではありますが、王貞治監督は、私の中では特別にカッコいい人なのです。
あるとき、仕事で四国のホテルに行き、多くの機材類をタクシーから出してホテルに運び込もうとしているとき、入り口で横をすっと背の高い人物が通り抜けて行きました。ふと見上げると、そのトレーナーの大きな背中にはOHの文字がありました。 それから両手に機材を一杯抱えてふらふらとホテルのエレベーターホールに向かったとき、広いホールの向こう側のエレベータの中でドアを開けて待っていてくれている人影がありました。 急いでエレベータにのると、それは王監督ご自身だったのです。 高校時代以降あまり野球を見なくなり、興味も薄くなっていた私ですが、そのとき以来、王監督だけはファンになってしまいました。
世の中、カッコいい人見ている方が楽しいですよね。
それと、 その百分の一、千分の一でもいいから、自分自身もかっこよく生きたいですね。