▩ 大衆演劇 身近な芸能・癒しの世界の強み | 紀州屋良五郎 ☆大衆演劇・上方芸能☆情報系ブログ

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まいどおおきに〜観劇関連メモでおます

 

長く大衆演劇を見てきて、これだけは大衆演劇にしかないという点がある。

 

座長や劇団をこれほど身近に感じる芸能の世界はない。

 

あるときは兄のように、弟や、妹、父母・親戚のように身近に感じている。

 

座員が熱を出したといえば薬を持ってきてくれる人がいたり。座員の子どもたちにお菓子を配ってくれる人がいる。

 

そうだ、みんな家族のように、大切に思っているのだ。木戸口で握手して別れる「また、来てね」「明日も来るよ」。「待ってるよ」。

移動日にも別れを惜しみ手を振り次の公演地へと送り出す。

 

歌舞伎にも、落語・講談・文楽・吉本にも見られない観客と役者の世界。

 

一言で言えば大衆演劇は「絆の芸能」なのだ。

人と人を結ぶ「結びの芸能」と言ってもよい。

 

互いが身近に感じてもらえる唯一の芸能の世界だからこそ魅せられるのかもしれない。

 

孤立化、孤独感を深める世の中に一番大切なものを気づかせてくれる芸能集団それが大衆演劇だ。

 

私が見ているものは舞台だけじゃない。ほんとうの人情芝居は楽屋から、木戸口で触れ合う姿の中にあふれている。

 

大衆演劇は絆の芸能、今日も各地で頑張るすべての劇団さんと役者さんに感謝を捧げる。

 

 

紀州屋良五郎