▩ 大衆演劇評論家 橋本正樹 氏 講演より ③ 2019年5月姫路市での講演 | 紀州屋良五郎 ☆大衆演劇・上方芸能☆情報系ブログ

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・大衆演劇の座長さんの七、八割は父母が役者。いわいる腹の中からの役者です。ですから体で芸を覚えているからなんでもできる。

・今の大衆演劇の座長さんは大半が二十代と若返っている。

・最近はお客様が明るく楽しく帰りたいという傾向がありどうしても、重くシリアスな芝居が敬遠される。幅が狭まるのは残念です。

・お年寄りのかたも若い役者さんが好きという傾向もあります。すべてではありませんが、その若さ、経験のなさゆえ芝居がちょっと軽く、ショー重視になる傾向があるのはある意味残念です。

・大衆演劇は泣かせ、笑わせ、綺麗で、派手。まさに、コレにつきます。大衆演劇の肝です。

・若葉しげるさんは新派系の素晴らしい芝居をされる方です。そのほか、樋口次郎さん、市川おもちゃさん、美里英二さん、浪花三之介さん等数々の名優を輩出してきたのが大衆演劇の世界です。

・関西の大衆演劇黄金期を築いたのは私は美里英二さんだと思っています。ペンライトを使った応援が始まったのもその頃からです。

・お花については何もお金持ちがするとは限らない。手が震えながら渡しておられる方もいる。関西には通称、淀川さんという方がいて、淀川の水が途絶えても私のお金は途絶えないと豪語しておられた。一千万くらいお花をつけたひとが実際にいるんです。役者さんが好きなファンとお芝居が好きなファンがいて、その両者の雰囲気が混じりあっているのが大衆演劇独特の雰囲気を作っているんです。

・私のお願いは気楽に楽しく一人でも多くの人に見て欲しいの一点です。


(要旨・終了)