そんなタカシに惚れました：５１鞍（個人レッスン１１回目）②

姉からメール
「毎週月曜日19:30～
TOKYO MX で北斗の拳やってる

次回はトキとラオウが対決いたします」

きゃ～！トキも素敵だけど私はやっぱラオウで！

はい、昨日は乗る乗る詐欺の記事をＵＰしてすみませんでした

さて、正統派草食系イケメン「タカシくん」
最初はお互い初めてのデート張りに距離を測り、ちょっと微妙な空気漂う　

.....

第一印象まずまず

ちょっと頸がかゆそうだったので、優しくブラッシングをしはじめたら気持ちよさそうにして
チラチラこっちを見てくる
脈あり？（ここは知らんぷりのフリ）
黒毛の馬は比較的毛足が長くて毛深い（ゴミ取れないし、目立つ）

この日は前日の雨で馬場がべちゃべちゃ
泥がカピカピになってこびりついているので、丁寧にブラッシング
視線感じながらの馬装
そんなに見ちゃイヤ

準備が早く終わったので他の人のレッスンを見ていたら先生来た
「kagooさん、今日は覚悟してください

」
出たな　

もうその脅しには慣れっこだぜ

「駆け足で使える馬を作ろうと思ってるんです、いま安心して使えるのナナとエミリしかいないんで」
あーそうなんだ

「なので、今日は実験です

」

キッパリ言い切ったね、いま実験て言ったね
タカシを「わたし」で実験

そう来たか・・・

「今日は落ちたくない・・・馬場がドロドロだからね」
「いや、今日の馬場は柔らかいから落ちても痛くないし骨折とかする怪我しないですからダイジョブ、
いつもの馬場の方が落ちると痛いから

」
あ、そっちね

　励まされてる気がしない...

先生が乗って、いよいよ私が騎乗
「ちょっと重いですけど、大丈夫、行きましょう

」　苦笑いしてません？

南の馬なのでいつももっと上手い人が乗っているのか、
若干指示が伝わらない気味だったけど、「強気で乗ってください！」で辛抱強く入れ続け
最初重かったタカシは中盤から勢いに乗りスッタカタッタッタ～

軽い扶助でってわけにはいかなかったけど、でも
「今、すごくいい軽速歩出てますよ！そこから駆け足！」
反動が大きいけど、駆け足も順調に出せてけっこうスピードも速かった

相変わらず「ひじ！身体が前傾してる！足！」など注意されたけど
少し意識して体を後傾したら（あ、ここかも？）という身体の軸がスポッと入るポジションが
一瞬だけ分かった

「そう！そこです！今すごくきれいに乗ってますよ！」

「あとは鐙です！」
はい！

わかっちゃいるけどすぐ鐙が深くなる
「鐙直してー、膝を伸ばして鐙をもっとちゃんと踏んでーはい、そのまま駆け足出しましょう」

駆け足出た
鐙脱げた

「せんせー、鐙脱げちゃったー」
「履けるようなら止めずにそのまま履いてください」
はい！

「鐙が脱げたくらいで大丈夫だから焦らない焦らなーい」
いや、焦ってないんだけど履けねーんだわ、これが
履けた

ズレた
直せた
「今のまぐれですよ、ちゃんと鐙の位置直せるようにしてくださいよ！」
まぐれとかはっきり言いすぎー

確かにまぐれだけどー

「脚入れないと馬が止まりそうですよ、ほら軽速歩になっちゃいますよー、ふくらはぎで前に押して押してー」
はい！

再び常歩から駆け足
途中で軽速歩になっちゃって
「ほらー、脚が足りてなーい、今ちょっぱやな軽速歩になってます、
今、馬がすごくいい動きになってるからそのまま駆け足に持って行ってー」
そうなの、すげー早い軽速歩になっております
でも馬が動いているとこっちもすごい楽ちん
手綱を引きながら～のハミを当てながら～の脚の指示をきちんと入れながら～のやらないと
常歩からすぐ駆け足が出ない
無意識にいったん緩めちゃって、そこから引くから馬が止まれの指示だと思ってしまうんだって
うーむ、難しい・・・

レッスン終了
「乗りにくい馬の割には上手く乗ってるので、このまま練習すれば駆け足は上手になります、
でも軽速歩はこのままだと上手くなりません

」
はい、いつもハッキリ言ってもらってありがとうございます