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バリスタはギタリスト

妻の専属バリスタ(コーヒーを淹れる人)である著者が、押尾コータローさんや小沼ようすけさんのような人を魅了するギタリストを目指して奮闘する日々をを綴っていきます。

今回のアコギマガジン、
アーチトップギターを試奏するという特集が組まれていました。


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読者を飽きさせないように、
いろいろ工夫しているのがわかります。


ここで言うアーチトップギターはいわゆるフルアコ。
個人的にはセミアコの特集も組んでほしいですね。
特に国産モノを比較してくれるといいなあ、と。


あとは押尾さんのニューアルバムがリリース直前ということで、
その特集記事を読み込むのでした。


いつもお世話になっている新岡先生のホームページで
興味深いエッセイが掲載されていました。


「ギターとコーヒーの微妙な関係」
http://www.geocities.jp/harmony1310/essey/17_coffee/coffee.html



「なぜか珈琲が好きで,ギターが好きという人が多い気がします。」



はい、まさに私のことです(笑)

せっかくなので、ギターとコーヒーの関係について考えてみます。




自宅にはコーヒーメーカーもありますが、
時間があるときは極力自分で豆を挽いて、ハンドドリップで淹れます。

その理由は、

・ハンドドリップの方がおいしい
・挽いた豆の香りを直に感じられる
・お店で豆を選ぶのもわくわくする
・淹れる時間もまた楽しいひととき

などなど様々です。



コーヒーは淹れ方は多種多様、器具もいっぱいあり、
豆の種類やお湯の温度、さらには気温も味に影響します。

これらの要素が絡み合って、
アウトプットであるコーヒーが口の中に入ります。


ギターは材料となる木材が多種多様、メーカーもいっぱいあり、
誰が弾くか、さらにはどのようなタッチで弾くかも音に影響します。

これらの要素が絡み合って、
アウトプットである音が耳の中に入ります。



もう、まさにそっくり!


スペックを比較して選ぶ
(コーヒーの場合、産地・味の傾向(酸味、苦味、甘味、etc)など)
(ギターの場合、木の種類・サイズ・形状(ドレッド、000、etc)など)

技術を使ってアウトプットを出す


という過程がそのまんまです。


この共通性が、
「なぜか珈琲が好きで,ギターが好きという人が多い気がします。」
というところに行きつくのではないでしょうか。





なんとなく書き始めた記事ですが、意外とまともな結論に落ち着いた気がします。
よかったよかった(笑)



※ちなみに、新岡先生はギターとコーヒーの共通点は
 良い音,いい味を出すために知識と努力が必要なことだと述べられています。
今年の5月に発売され、
6月に井草さんにお会いしたときに
サインをいただいたSOUL GAUGEのCDです。


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いまさら感がありますが、
これ、かなり良いです(笑)



しばらく前に買ったCDのことをわざわざ話題にしたのは、
新たな発見があったからです。



このCDは有名曲のカバーが中心ですが、
恥ずかしながら2、3は知らない曲がありました^^;


原曲を知らずに聴いても存分に楽しめます。

しかし、原曲を聴いて、このCDを聴くと
聴こえ方が変わってきます。
こんなアレンジもあるんだ!という発見もあります。


さらには、カバーしたアーティストのほかの曲を聴いてみたりなど、
自分の中にある音楽の幅も広がりました。




音楽にしろ、ニュースや歴史にしろ、
背景にあるものがわかると
理解が深まったり新たな興味が出てきたりします。
「楽しい」と思える範囲が広がっていきますね。

そんなことに気づかされた1枚でした。