SUMIギター試奏 | バリスタはギタリスト

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妻の専属バリスタ(コーヒーを淹れる人)である著者が、押尾コータローさんや小沼ようすけさんのような人を魅了するギタリストを目指して奮闘する日々をを綴っていきます。

お盆休みを利用して、友人に会うため大阪へ。

そんな中、立ち寄ったのは、
大阪新町でビンテージものを中心に取り扱う楽器店WAVERさん。


真夏の炎天下、
しかも初めて行くお店で道に迷う…

汗ダラダラ、
暑さで体力奪われる中、
ようやく辿り着いた店内。


お目当ては前々から気になってたSUMIギター。

新岡先生のホームページでも紹介されており、
どんな音なのか興味津々でした。


この日お店にあったのはOMサイズの1本のみ。
お値段60万円超のギターをおそるおそる試奏させていただくのでした。


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感想は、「!!!!!」です笑

OMサイズにもかかわらず、
鳴りが凄まじく、ふつうのドレッドより音量が大きいのではないかと思うくらいです。
自宅で弾いたら、うるさくて妻に怒られそうです^^;


お店の方にいろいろ話を聞いてみたところ、
このモデルの特徴は、
・通常のOMより深胴(ボディに厚みがある)
・スケールは640mm
・トップはエゾ松、サイド&バックはホンジュラスローズウッド
とのこと。


胴の厚みを増すことで、音量と低音がアップするそうです。
厚みが増していますが、OMサイズということで抱えにくさはさほど感じませんでした。

スケールの640mmというのは、これまた絶妙な長さとのこと。
実は、SUMIギターでは岡崎倫典さんモデルもつくっているのですが、
倫典さんモデルのスケール長が640mmで設定されています。

通常の644mmや645mmより短くすることでテンションが緩くなり、弦を抑えやすくなる。
そしてショートスケールの628mmや632mmより長くすることで、
変則チューニングにも対応できる、ということなのです。

たしかに、ダウンチューニングにしてもテンション感が大きく損なわれることはなく、
芯のある音が出せていました。
自分のギターのスケールが628mmなのですが、
ダウンチューニングすると音に芯がなくなってしまい、ビヨ~~~ンという音になってしまいますが、そんなことはまったくなかったです!

なお、グレーベンのギターも、このくらいのスケールを採用しているそうで、
数mmの違いで世界が変わってくるのを感じました!


そんなこんなで、「いつかSUMIギターも!」と思いつつ、
お値段に尻込みしてしまうのでした…