前回記事の続き
ロック兄妹たちと別れ、デニーズを後にした私が向った先は大講義室。
目当ては、イベント開催記念シンポジウム。
題して、「キーボードのこれから」
楽器の王様といえば「ピアノ」
音域が広く、ハーモニーが出せる!しかもシンセにいたってはいろんな音色を作り出せる!!
なんてすばらしい楽器。鍵盤楽器にできないことはないんじゃないか?
いやいや、ちょっとまった。ピアノにも限界がある。
たとえば、一度ポーンと出した音は、その後、音程や、音の強弱をかえることはできない。
もし、鍵盤楽器が、出した音を自由自在に変化させることができたなら、新しい演奏スタイル、斬新な音楽が生まれるかもしれない。
そんな「未来の鍵盤楽器」をテーマに豪華ゲストを呼んで討論する、というざっくり説明するとそんな内容。
この討論会、私がお世話になった教授が企画したもの。
ゲストの方々がぞろぞろと壇上に上る。
「ん?あのおっさん、さっきのヒカシューのライブで隣に座ってた人だ」
ビシッとスーツを着て、立派なカメラでライブの様子をパシパシ撮っていた隣の関係者っぽいおじさん、なんと作曲家の三枝成彰氏だった。
私は、その隣でノリノリでガンガン体ぶつかっていたが・・・。
他のゲストは、オンド・マルトノ奏者、大矢素子さん、ピアニストのピアニスターHIROSHIさん、ウダー開発者の宇田道信さん、という顔ぶれ。
ピアノにできないことの1つに、純正調が出せないというのがあるそうです。
「純正調」って、ナニ?
初めて耳にする言葉だったので、説明の話を聞いても詳細がハテナ?だったのですが。
こちらのサイトに、純正調について詳しく書かれています。
ピアノは、平均律という、ドからドまでの1オクターブを12段階にきっちり分けた音をとっています。
一方、オーケストラやコーラスでは、美しいハーモニーを作り出せる「純正律」という音律を使っています。
平均律は、どの音から始めても「ドレミファソラシド」と聞こえるように音程がとれる気軽さがある反面、美しいハーモニーの響きを犠牲にしています。
ドミソなど簡単な和音であれば問題ないのですが、複雑な和音になってくると、オーケストラであればきれいに聞こえるはずのハーモニーが、ピアノだと濁ってしまう、ということがおこります。
水に例えると、透明な水が純正律、不純物の入った、無理やり精製したような水が、平均律、というわけです。
そこで、純正律を出せる鍵盤楽器を発明しよう!というので、
電子楽器「ウダー」を開発されたのが、エンジニアの宇田道信さん。
ウダー

鍵盤楽器かどうかは、怪しいですが・・・
音階を超越した楽器は、これまでもありました。テルミン、トロンボーン、それから声、など。けど、それらはいずれも単音です。和音が出せるウダーは、革新的なのだそうです。
ピアニスターHIROSHIさんと、ラジオ体操のテーマソングを即興演奏して聴かせてくれたのですが、宇田さんのウダーのついていけてなさっぷりがシュールすぎて、おかしかった。
プレゼンターの根本教授「これこそまさに出会う・感じる・創造する!大学の理念そのものですね」って・・・
あぁ、なんかこの独特の世界観、昔大学の時受けてた授業思い出すわ~。
宇田さんと楽器の出会い。既存の楽器にどんな印象をもっているか。
「まず、5線譜が読めなかったんです。5線譜が憎くて、だからピアノも弾けなくて。
音楽は楽しいし、好きだけどとっつきにっくい印象でした。努力はしたんです。でも、理論本読んでもダメ。独学で練習しても、結局あきらめざるを得なかった。
音楽の成績も悪かったんです。だけど、物理は得意でした。あるとき、ギターのフレットを見て思ったんです。
こんなに単純な仕組みなのに、5線譜なんかでむずかしく説明されてたから理解できなかったんだ。
それ以来、楽器を弾く楽しさに目覚めまして、最初ギターを選んだんですけど、どうも満足しきれない。12音階がどうも煮え切らない。
楽器選びって、結婚くらい大事、一生を決めるものだと思うんです。なので、自分がコレだ!!と思える楽器を作ってしまおうと思い、ウダーを開発したんです。
これこそが完璧、これこそが究極の、完成された楽器の姿なんだ!!
それが「ウダー」

宇田さんのキャラクターに一気に引き込まれました。
三枝「この楽器、とても面白いんだけれども、弾くのだいぶ難しそうだねぇ。楽器はよくても、演奏者が現れるかが課題だね。」
宇田「あぁ、はい、志願してくれる方がいると嬉しいです。あとは曲を作ってくれる方がいれば・・・」
三枝「僕が作ってあげますよ。なんか適当でよさそうじゃない笑」
宇田「あ、でも曲作るには、熟練したウダーの腕がないと・・・」
三枝「僕にはそんな練習してるヒマはない笑」
根本教授「でも宇田さんは、一応、ウダーの演奏者でもありますよね?ウダーの開発者というエンジニアの顔と、演奏者の顔と、2つの顔をお持ちだけれども、演奏者としての表現チャンネル、YOUTUBEとか、ライブとかありますけれども、どういった形をお考えですか?」
宇田「えーと、演奏に関しては、趣味です。完全に」
趣味なんかい!!(;´Д`)ノ
つっこみを入れたくなりました。
ロック兄妹たちと別れ、デニーズを後にした私が向った先は大講義室。
目当ては、イベント開催記念シンポジウム。
題して、「キーボードのこれから」
楽器の王様といえば「ピアノ」
音域が広く、ハーモニーが出せる!しかもシンセにいたってはいろんな音色を作り出せる!!
なんてすばらしい楽器。鍵盤楽器にできないことはないんじゃないか?
いやいや、ちょっとまった。ピアノにも限界がある。
たとえば、一度ポーンと出した音は、その後、音程や、音の強弱をかえることはできない。
もし、鍵盤楽器が、出した音を自由自在に変化させることができたなら、新しい演奏スタイル、斬新な音楽が生まれるかもしれない。
そんな「未来の鍵盤楽器」をテーマに豪華ゲストを呼んで討論する、というざっくり説明するとそんな内容。
この討論会、私がお世話になった教授が企画したもの。
ゲストの方々がぞろぞろと壇上に上る。
「ん?あのおっさん、さっきのヒカシューのライブで隣に座ってた人だ」
ビシッとスーツを着て、立派なカメラでライブの様子をパシパシ撮っていた隣の関係者っぽいおじさん、なんと作曲家の三枝成彰氏だった。
私は、その隣でノリノリでガンガン体ぶつかっていたが・・・。
他のゲストは、オンド・マルトノ奏者、大矢素子さん、ピアニストのピアニスターHIROSHIさん、ウダー開発者の宇田道信さん、という顔ぶれ。
ピアノにできないことの1つに、純正調が出せないというのがあるそうです。
「純正調」って、ナニ?
初めて耳にする言葉だったので、説明の話を聞いても詳細がハテナ?だったのですが。
こちらのサイトに、純正調について詳しく書かれています。
ピアノは、平均律という、ドからドまでの1オクターブを12段階にきっちり分けた音をとっています。
一方、オーケストラやコーラスでは、美しいハーモニーを作り出せる「純正律」という音律を使っています。
平均律は、どの音から始めても「ドレミファソラシド」と聞こえるように音程がとれる気軽さがある反面、美しいハーモニーの響きを犠牲にしています。
ドミソなど簡単な和音であれば問題ないのですが、複雑な和音になってくると、オーケストラであればきれいに聞こえるはずのハーモニーが、ピアノだと濁ってしまう、ということがおこります。
水に例えると、透明な水が純正律、不純物の入った、無理やり精製したような水が、平均律、というわけです。
そこで、純正律を出せる鍵盤楽器を発明しよう!というので、
電子楽器「ウダー」を開発されたのが、エンジニアの宇田道信さん。
ウダー

鍵盤楽器かどうかは、怪しいですが・・・
音階を超越した楽器は、これまでもありました。テルミン、トロンボーン、それから声、など。けど、それらはいずれも単音です。和音が出せるウダーは、革新的なのだそうです。
ピアニスターHIROSHIさんと、ラジオ体操のテーマソングを即興演奏して聴かせてくれたのですが、宇田さんのウダーのついていけてなさっぷりがシュールすぎて、おかしかった。
プレゼンターの根本教授「これこそまさに出会う・感じる・創造する!大学の理念そのものですね」って・・・
あぁ、なんかこの独特の世界観、昔大学の時受けてた授業思い出すわ~。
宇田さんと楽器の出会い。既存の楽器にどんな印象をもっているか。
「まず、5線譜が読めなかったんです。5線譜が憎くて、だからピアノも弾けなくて。
音楽は楽しいし、好きだけどとっつきにっくい印象でした。努力はしたんです。でも、理論本読んでもダメ。独学で練習しても、結局あきらめざるを得なかった。
音楽の成績も悪かったんです。だけど、物理は得意でした。あるとき、ギターのフレットを見て思ったんです。
こんなに単純な仕組みなのに、5線譜なんかでむずかしく説明されてたから理解できなかったんだ。
それ以来、楽器を弾く楽しさに目覚めまして、最初ギターを選んだんですけど、どうも満足しきれない。12音階がどうも煮え切らない。
楽器選びって、結婚くらい大事、一生を決めるものだと思うんです。なので、自分がコレだ!!と思える楽器を作ってしまおうと思い、ウダーを開発したんです。
これこそが完璧、これこそが究極の、完成された楽器の姿なんだ!!
それが「ウダー」

宇田さんのキャラクターに一気に引き込まれました。
三枝「この楽器、とても面白いんだけれども、弾くのだいぶ難しそうだねぇ。楽器はよくても、演奏者が現れるかが課題だね。」
宇田「あぁ、はい、志願してくれる方がいると嬉しいです。あとは曲を作ってくれる方がいれば・・・」
三枝「僕が作ってあげますよ。なんか適当でよさそうじゃない笑」
宇田「あ、でも曲作るには、熟練したウダーの腕がないと・・・」
三枝「僕にはそんな練習してるヒマはない笑」
根本教授「でも宇田さんは、一応、ウダーの演奏者でもありますよね?ウダーの開発者というエンジニアの顔と、演奏者の顔と、2つの顔をお持ちだけれども、演奏者としての表現チャンネル、YOUTUBEとか、ライブとかありますけれども、どういった形をお考えですか?」
宇田「えーと、演奏に関しては、趣味です。完全に」
趣味なんかい!!(;´Д`)ノ
つっこみを入れたくなりました。