我が子のサッカークロニクル

春の運動会シーズンである。

上の子は中学のリレー系の走者を2回したらしい。足が速いからと。

下の子は小学校のトラックを半周走るリレーで一人だけ3/4周走ったようだ。足が速いかららしい。

何と言う公平性!

それはともかく、アジリティ系のトレーニングをさせた効果があったのかも知れないとフィジカルオヤジは嬉しく思うのであった。

 

で、最近は新たな切り口で子供らに接するようになった。

真面目に向き合うとまたブチ切れてしまうってのもある。

その接し方は、「否定しない、修正しない。」である。

効率を優先する合理主義なので的確な動作を行って無駄なくトレーニングをして技術を身に付けて欲しいと思っていた。けど、そうじゃなくて自由にさせようと。

『それ違う』『もっと〇〇して』『ちゃんとしろ』『やり直し』などの否定するような言葉は極力言わない。

間違ってても、やり方違っても何も言わない。言いたいのを我慢して黙認!

その代わり、少しでも上手く出来た時、良かった時に褒めまくる。

気持ちを下げることなくモチベーションアップして楽しくやってくれればいいや。

そのうち自分の最適解を見つけて行ってくれればと思う。

ストリートサッカーが、、、と聞くように何気なく遊んでることが技術として身体に染み込んでいくのは確かにあると思う。

もちろん本気で楽しんで遊ぶ倒すことが重要ではあると思うけど。

 

学校は別のチームに所属している子供らばかりで、下の子と同じチームの子はいない。

これは日常(チーム練習)と違うのでいい遊びになるはずである。

1日数分でも毎日の積み重ねは大きいはずだ。

で、下の子に言った。

 

わし:「チームの練習だけがサッカーじゃないよ。学校でもクラスや学年の子らと休み時間にサッカーしたらどうよ?」

子:「休み時間にサッカーゴール使ったらダメなんだよ」

わし:「なんだそれ!?」

わし:「じゃあさ、〇〇君(他県の強豪クラブに通ってる子)と端で1対1すれば? めちゃ練習になると思うよ?」

子:「うんとさ、サッカーボールを蹴るの学校が禁止してるからできない」

 

・・・ちーん

 

上手くなる要素しかないのに、もったいない。

最近の小学校ときたら、、、

サッカーが楽しい。

子供らにはそう思ってもらいたい。

けど、楽しい。だけでは良くない。

 

試合に負けても楽しければいい。

試合に出れなくても楽しければいい。

プレーが上手くできなくても楽しければいい。

 

それだと所謂、エンジョイ勢ってやつだ。

確かに楽しいのは一番大事。

小学校高学年からは「楽しい」に「向上心」が乗らないと本当はだめなんだと思う。

(中学からでいいか、、と思ってたけど、、)

 

ダラダラと「楽しく」サッカーしている下の子に言った。

『楽しいだけでいいのか?』『もっと上手くなりたくないのか?』

幸いな事に所属チームがそこそこ強豪でメンバーが充実しているおかげで、スタメンから落ちて試合に出れない時が増えてきた。

交代で出場すれば十分に活躍はするけど、スタメンで出れないのは総合的に足りない部分があるということである。

『変わりたいと思わないか?』

そう言って子供に問いかけてたら、少し前向きに練習するようになってきた。

挫折とまでは言わないけど、ポジション争いに負ける事をは早くに経験しているのはとてもいい。

 

オメー強えーな! オラ、わくわくするぞ!

 

必要なのはたぶんこれだ。

わくわくして、もっと強くなりたいと思ってくれればと思う。