エラリー・クイーン(バーナビー・ロス)著「Xの悲劇」読了。
好きな本のジャンルを聞かれると迷わずミステリーと答えるくせに、実はクイーンは読んだことが無かった。
王道中の王道なのにな・・・、ということで今回が初のクイーン作品。
正直、いまさら感想を書くようなレベルの作品では無いと思うんだけど、初クイーン作品ということで記念に。
まず思ったことが、どこまでも正面から読者と向き合っているなということ。
クイーンといえば読んだことが無かったけど、読者への挑戦状など本格派の代名詞みたいなイメージがあった。
この作品でも、随所に事件と関係ありそうな事実、会話、人間関係etc・・・
作者から「犯人を当ててみろよ」と真っ向から勝負を挑まれている印象が続いていた気がする。
そして謎が解かれたときに驚いた。
犯人の意外性というのもあったけど、それ以上に構成の緻密さ、張り巡らされたヒント、どこまでもフェアな戦いをクイーンに挑まれていたんだなと。
内容に関しては今さら言う必要もないでしょう。
満員電車という密室内でおこる殺人。そしてそれを捜査する警察を嘲笑うような第二の殺人。それに挑むは、引退した俳優にして卓越した頭脳の持ち主ドルリー・レーン。
いまどき中々お目にかかれない、どっぷりな本格派!
高校生時代に、クリスティーにハマって読み漁った事があったけど、今回はクイーンにハマりそう。
まずは、悲劇三部作からレーン最後の事件までと、国名シリーズかな。
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