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までいライフ

拙い文章ながら、読んだ本の感想を書いたりします。たまに感想とは全く関係ないどーでもいい事も書きます。

エラリー・クイーン(バーナビー・ロス)著「Xの悲劇」読了。


好きな本のジャンルを聞かれると迷わずミステリーと答えるくせに、実はクイーンは読んだことが無かった。


王道中の王道なのにな・・・、ということで今回が初のクイーン作品。


正直、いまさら感想を書くようなレベルの作品では無いと思うんだけど、初クイーン作品ということで記念に。


まず思ったことが、どこまでも正面から読者と向き合っているなということ。


クイーンといえば読んだことが無かったけど、読者への挑戦状など本格派の代名詞みたいなイメージがあった。


この作品でも、随所に事件と関係ありそうな事実、会話、人間関係etc・・・


作者から「犯人を当ててみろよ」と真っ向から勝負を挑まれている印象が続いていた気がする。


そして謎が解かれたときに驚いた。


犯人の意外性というのもあったけど、それ以上に構成の緻密さ、張り巡らされたヒント、どこまでもフェアな戦いをクイーンに挑まれていたんだなと。


内容に関しては今さら言う必要もないでしょう。


満員電車という密室内でおこる殺人。そしてそれを捜査する警察を嘲笑うような第二の殺人。それに挑むは、引退した俳優にして卓越した頭脳の持ち主ドルリー・レーン。


いまどき中々お目にかかれない、どっぷりな本格派!


高校生時代に、クリスティーにハマって読み漁った事があったけど、今回はクイーンにハマりそう。


まずは、悲劇三部作からレーン最後の事件までと、国名シリーズかな。


Xの悲劇 (角川文庫)/エラリー・クイーン
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松岡圭祐著「万能鑑定士Qの事件簿」が今月発売のⅻ巻でシリーズが完結した。


それで今回はシリーズを通しての感想を書いてみたいと思う。


「面白くて知恵の付く、人の死なないミステリー」のキャッチフレーズが示す通り、このシリーズでは人が一人も死なない。


出てくる事件は、詐欺やインチキ、詐称など様々。


それらを、豊富な知識を持った鑑定士凜田莉子が解決していく。


特徴的なのは、物語中ありとあらゆる所に出てくる雑学の数々。


これらはへぇ~と言うものばかりで、実際に誰かに言いたくなるようなものが多々ある。


本当に作者の松岡さんの知識の豊富さにはただただ驚かされる。


もちろん雑学だけではなく内容もしっかりしている。


時事ネタも交えた話は、時に舞台を台湾やパリなど海外にうつし展開する。


しかしどこに行っても変わらないのが主人公凜田莉子。


どこまでも人のためを思い行動する主人公というのは読んでいて気持ちがいい。


そしてその相棒役の小笠原、腐れ縁の刑事葉山、ライバルであり事件後は友人となり時に莉子を助ける贋作師雨宮。


などなど魅力的なキャラクターも脇を固める。これもこの作品の魅力かな。


そして場面ごとに視点が切り替わるため、文章もテンポよく読みやすい。


なによりも、2か月おきに出版されるという作者の速筆に個人的には一番驚いたんだけど(笑)


12月には早くもシリーズ続編「万能鑑定士Qの推理劇」が発売予定とのこと。


これからも莉子や小笠原などの物語を読めるのはシリーズのファンとして嬉しい限りだ。

万能鑑定士Qの事件簿 I (角川文庫)/松岡 圭祐
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石黒正数著「外天楼」読了。


今回は初めて漫画の感想を書いてみたいと思います。


去年アニメ化もされた「それでも町は廻ってる」や「木曜日のフルット」の作者でおなじみの石黒正数最新作。


実はこの作品、漫画雑誌に連載されていたものではなく、小説雑誌メフィストに連載されていた。


そのせいもあってか、すごい独特な雰囲気が作品を通して流れている。


この作者の特徴として、ノスタルジックな世界観、コミカルなやり取り、「それ町」でも時々見られる、藤子不二雄ばりのS・F(スコシフシギ)な物語がある。


作者も藤子不二雄の影響を公言してるが、今作外天楼はその影響が強く出ている作品だと思う。


ロボットが当たり前に存在し、人間と共存している世界。


外天楼という集合住宅を中心に起こるいくつかの事件。


短編の形をとって語られる物語はそれぞれ独立した話のように見え、終盤になるにつれ繋がっていく。


つまり今作は、連作短編集という形になっている。


一つ一つの話がミステリーとして良くできていて、しかもそれが繋がって見えてくる真相は結構衝撃的。


それこそ藤子不二雄が見せる、ブラックな話に通じるものがあるように思えた。


今までこの作者の本は「それ町」と「木曜日のフルット」しか読んだことが無かったので、


この作者はこんな話も書けるんだと驚いた。


ミステリー好きにはお勧めな漫画です。


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