までいライフ

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拙い文章ながら、読んだ本の感想を書いたりします。たまに感想とは全く関係ないどーでもいい事も書きます。

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二か月ぶりだ更新するの・・・


そんな訳で、笹本祐一著「妖精作戦」読了。


こんな王道な青春物は久しぶりに読んだ。それが読み終えての感想。


まあ、一介の高校生が潜水艦に侵入して、謎の組織の基地を逃げ回り、ロケットをハイジャックし月まで行き、そこでスターウォーズを演じるのが王道な青春物と言っていいのかはわからないけど(笑)


そんなハチャメチャな展開ではあるけれど、主人公やその周りの登場人物を動かす理由は、「友達のため」「かわいいあの娘のため」という至極単純なもの。


それこそ実際の高校生を動かす動機と何ら変わりがない、むしろ高校生が行動を起こすのにもっともポピュラーな動機と言えるでしょう。


これがあるから、ハチャメチャなストーリー展開でもすんなり入りこめる、王道な青春物と感じた理由でしょう。


ちなみに、この本が最初に出たのは1984年。今回僕が読んだのは、最近東京創元社から再刊されたもの。


シリーズ4作中3作目まで再刊されてるのんですが、それぞれ巻末の解説を書いているのが、一巻が有川浩、二巻が小川一水、三巻が谷川流、とそれぞれのジャンルで一線級の活躍をしている方々。


まとめ買いした三冊とも、先に解説を読んでしまったんですが(笑)三人の解説に共通しているのが、発表当時の中高生への影響力の大きさ。


この与えた影響というのは読んでみれば解ると思います。当時の中高生は主人公榊やその友人沖田や真田、その三人を引っ張る平沢などの冒険を読んで、手に汗握ったんだろうな~。


出来ることなら、僕も発表当時に中高生という立場でこの物語に出会いたかったです。


さあシリーズ二冊目「ハレーション・ゴースト」読んでこよう。


妖精作戦 (創元SF文庫)/笹本 祐一
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米澤 穂信著「折れた竜骨」読了。


何の前情報も無しに、米澤作品だからという理由でこの本を読み始めた人は少し戸惑ったかもしれません。


なぜなら、めっちゃファンタジーだから。


魔術?騎士?これってミステリだよね?作者は米澤先生だよね?ってな感じで。


でもご安心を。中世ヨーロッパの架空の島を舞台とした物語ですけど、


殺された島の領主、渡れないはずの海峡、怪しすぎる8人の容疑者。


など、ミステリ好きをくすぐる様な設定で物語は進みます。



まず重要なポイントととして、この世界では魔術が普通に存在しているということ。


言うまでもなく、ミステリと魔術・魔法と言うのは相性がよくありません。


密室があっても魔法で解錠出来ちゃったり、アリバイがあると言ってもワープしたかもしれない・・・


などなど、魔法がアリになるとぶっちゃけ何でもアリになってしまい、読者としては正直白けてしまいます。


しかし、本作折れた竜骨は、魔法・魔術とミステリをうまい具合にバランスよく物語にしています。


事件調査の過程で使われる魔術は、足跡を浮き上がらせたり、凶器についてた手の跡(指紋とは違う)を浮き上がらせたりなど。


何だか、警察が調査するような事柄を魔術で補っているのかなという印象。


もちろん、魔術らしい魔術も出てくるけど、それは捜査に使われないのでバランスが崩れることなく物語は進んでいきます。


ファンタジーならではのシーンもとても良く書かれていて、一番印象的なのは中盤から終盤に掛けての戦闘シーン。


ここは本当にテンションが上がる(笑)


犯人は誰かというミステリ的な要素から、剣や魔術での戦闘シーンなどのファンタジーを経て、最後は米澤先生らしいほろ苦い結末へ。


去年のミステリ系ランキングを賑わせたのは伊達じゃない。文句なしに面白い!一冊でした。


折れた竜骨 (ミステリ・フロンティア)/米澤 穂信
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辻村深月著「オーダーメイド殺人クラブ」読了。


読み終わった後、色々な事が頭の中を駆け回った。読んでる途中も色々なことを考えてしまった。


そんな訳で、今回の感想は物語の結末についても触れます。なので、これから読もうと思っている方、少しでも気になっているという方はご注意ください。




以下感想↓







辻村さんは中学高校などの思春期女子を書くのが本当にうまい。と個人的には思ってる。


それが今回は顕著に出ていたと思う。


クラス内でいくつかのグループに分かれている女子、些細なことで無視をし孤立させられたり陰口をたたく、クラス内の自分の立ち位置を一番に気にして、イケてない人とは話しているのを見られるのも嫌、親も先生も嫌悪の対象でしかないetc・・・


自分は男だから、今回描かれている「女子の世界」がどれほどリアルなのかは解らない。


でも、少なくとも湖畔のキャンプ場に殺人鬼が現れたり、閉ざされた雪山の山荘起きる殺人事件よりはリアルに想像できる。


だからこそ、どんなに残酷な描写が出てくる小説より、読んでて痛いと感じるし目を背けたくなる。


物語は、中学二年である主人公アンとクラスメイト徳川が委託殺人の計画を立てる話を軸に展開していく。


彼女が自身の殺人を依頼したクラスメイト徳川と計画を立てるシーン、物騒な話をしているのに安心して読んでいられた。



話の中で主人公アンは、ある出来事によりクラス内で孤立してしまう。


殺人というのは非日常として読めるけど、クラス内での孤立というのは経験したことは無いけど想像が出来てしまう。


「わかる」とまでは言わないけど「想像」することは容易にできる。


だからこそ、殺人計画を立てるシーンは安心して読めたけど、アンがクラス内で孤立していくシーンは読んでてどんよりと暗い気持ちにさせられた。


物語のラスト、結局徳川はアンを殺すことが出来ずに終わる。


そんな徳川に対してアンは「私を殺して少年Aになってよ」とすがり詰め寄る。


傍から見ると滑稽なシーンだ。


だけどアンの心境はいたって真面目。


クラス内で孤立し、友達からも無視をされ続けた彼女が頑張れた理由は死というゴールが見えてたから。


そんな彼女から徳川はゴールを奪ったのだ。


もうあんな日常に戻りたくない。その一心で彼女は徳川に自身の殺害を泣いて懇願する。


ここまでにアンのクラス内の立ち位置、親との関係、部活内での扱い。


それらを読んで積み重なった結果かな、このラストのシーンで少し泣いちゃった(笑)


この話を読んでる途中、僕の中に「生きていればいいことあるよ」という常套句が浮かんだ。


これを中学時代のアンと徳川に言ったら軽蔑した目で見てくるんだろうなと思いつつ、最後に登場した成長し高校を卒業した時の二人なら解ってくれるかなとも思ったり。




長々書いたけど言いたいことが上手く言えてない・・・・。

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