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までいライフ

拙い文章ながら、読んだ本の感想を書いたりします。たまに感想とは全く関係ないどーでもいい事も書きます。

太田忠司著「予告探偵 西郷家の謎」読了。


この本を読んだ人なら誰もが口にするでしょう「何だこれは・・・」と


例えば、綾辻行人の「十角館の殺人」や東野圭吾の「ある閉ざされた雪の山荘で」や乾くるみの「イニシエーションラブ」などなど


パッと思いついただけでも驚きの結末を迎える作品はいくつもある。


しかしこの「予告探偵」は驚きのベクトルが全然違う。


他の作品が予想外の結末なら、この作品は完全に予想の斜め上をいく結末。


内容としては、歴史ある名家の一族が住む館で起こる殺人。それを解決するために現れた自称名探偵。


とストーリーとしては凄くオーソドックスなもの。


読み終わってから考えてみると、この設定自体も作者の仕掛けた罠なのかなとも思ったり。


肩に力を入れずリラックスしながら読んだほうが驚きは大きくなるかも。


この結末を書いた太田さんや、この内容でGOをだした出版社の担当さんはある意味すごい勇気があると思う(笑)


ちなみにこの作品、読んだらネタ的に単発物に思えるけど、しっかり続編も出てます。


今作が気に入った人はぜひ続編もチェック!僕は間違いなく読みます。


予告探偵―西郷家の謎 (中公文庫)/太田 忠司
¥720
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以上で今年の読書は終了。


ブクログの読書グラフによると、2011年読んだ本の数は118冊。


いや~読んだ(笑)来年も面白い本に会えればいいな~。


年明け一発目は、綾辻行人さんが作り出す館の最新作になる予定。


歌野晶午著「女王様と私」読了。


歌野 晶午さんと言えば家シリーズのような本格推理小説から、「葉桜」や「ROMMY」のようなあっと驚かされる結末が待っている作品まで多様な作風なイメージがある。


多様な作品を書いている歌野さんだけど、この作品は中でもチャレンジ精神にあふれた作品だと思う。


主人公はオタクのニート。脳内妹がいて、ふとしたきっかけである美少女と出会う。さらにその少女と知り合ったことをきっかけに、ある殺人事件に巻き込まれていく・・・。


ネタばれをしないように紹介出来るストーリーはここまで。


ぱっと見ると、どこのラノベだよ!って感じだな(笑)


でもそこは史上唯一本格ミステリ大賞を二度受賞している実力派の歌野さん。設定に負けないくらい内容を作りこんできてます。


序盤から小さいサプライズの連続。正直これらをネタに一つ話が書けるんじゃないかなと言うような仕掛けを惜しげもなく繰り出してきます。


そしてそれらの小サプライズが加速装置になり読み進める手が止まらない。


気づけば衝撃の事件の結末、そして何とも言えない物語の結末まで一気読み。


正直言うと、この本に仕掛けられているメインの仕掛け。これは人を選ぶ種類のものだと思う。


僕は単純に「えーーー!」と読んだけど。人によっては「なんだよそれ!」となるかもしれない。


それ以外にも、脳内妹のしゃべり方や少女の言動。その他もろもろで読む人を選ぶ種類の本ではあると思う。


でも、そこにハマれた時には読む手を止められなくなること間違いなし。そんな一冊です。


女王様と私 (角川文庫)/歌野 晶午
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三上延著「ビブリア古書堂の事件手帖2 ~栞子さんと謎めく日常~」読了。


表紙の絵にひかれ、シリーズ第一作を読んでから約半年・・・気づいたら二巻が出てるじゃない!


いそいで購入&一気読み。


鎌倉の古書店を舞台に美人にして本の虫、栞子さんが事件・・・もとい本にまつわるトラブルの解決に挑む今作。


前作より事件度合いは低め。どちらかというと、本にまつわる人間模様のほうに重点が置かれている印象。


今回メインで取り上げられている古書は四冊。



坂口八千代 『クラクラ日記』・アントニイ・バージェス『時計仕掛けのオレンジ』


福田定一 『名言随筆 サラリーマン』・足塚不二雄 『UTOPIA 最後の世界大戦』



なかでも、福田定一と言われてピンとくる人は少ないだろうな(笑)


僕は読みながら「福田ってあの人のことなんだ・・・」と勉強させてもらいました。



前巻もそうだったけど、この本を読むと、もっと沢山の作家・ジャンルの本を読みたくなる。


本とは字が並んでいるだけじゃない。そこに作者の様々な思いが込められている。


そして、古書には本のストーリーにプラスされ元の持ち主の歴史と思いも込められる。


作者は本当に本が好きなんだなと思える一冊。表紙もとても素敵でお勧めです。


それにしても・・・「時計仕掛けのオレンジ」を題材に読書感想文を書く小学生にはちょっと会ってみたいな(笑)


ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)/三上 延
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