遠藤 功((著)「新幹線お掃除の天使たち 「世界一の現場力」はどう生まれたか?」を読了。
新幹線お掃除の天使たち 「世界一の現場力」はどう生まれたか?/遠藤 功
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JR東日本の関連会社で、新幹線の車両清掃を業務としている「鉄道整備株式会社(テッセイ)」のお話です。

「新幹線劇場」として、テレビやビジネス雑誌にも何度か取り上げられていたようですが、寡聞にして気が付かず、本書で初めて存在を知りました。書店で手に取ったときには、友人にJR東日本の方がいるので、その方との話題になれば程度の気持ちでした。

が、本書を読んで「感動」しました。特に第1部の「エンジェル・リポート」の実際にその職場で働く方たちの声は、掛け値なしの感動を覚えて涙さえ出たほどです。

「私はこの会社に入るとき、プライドを捨てました。でも、この会社に入って、新しいプライドを得たんです。」

この言葉は、たしか書店のポップにも書いてありましたが、それを見た時だけでは、この感動はわかりません。その言葉が、どういう背景で発せられたか、そのリアルなストーリを読んでこそ、涙があふれるほどの感動につながります。

他のエンジェル・リポートも、強い現場力を支えている、働く人達のやりがいが感じられます。清掃という一般には汚れ仕事とみなされる仕事をしている中で、業務と職場に、これほどのリスペクトとプライドを持てることは、素晴らしいことだと思います。

第2部は、その会社をどのように作っていったからの経緯が述べられていますが、第2部での学びのポイントは、
・現場の社員がいかに誇りをもって働ける環境を作るかが、会社の力になること
・異なる考え方を持つ人達を、やる気にさせることには、一朝一夕には成らず、長い時間をかけて理念を浸透させていく必要があること
・そのためには、押し付けではなく、皆が自分が変わりたいと思える土壌を作ることが重要
ということ。

自分の働く職場も、テッセイのように、社員ひとりひとりが自分の意味を理解し、社員の現場力が事業を支えていることが実感できるようにしたいと思いました。そのためには、小集団活動のような型を真似するのではなく(そういう制度は既に十分過ぎるほどあり多くは形骸化しています)、本書に登場する方々が「仕事」をどうとらえ自己実現しようとしているかの本質を学ぶ必要があると感じました。

職場でも、建屋の清掃をしていただいている方々がおみえになりますが、「ご苦労様です」の一言をかける勇気を自分も持ちたいと思いました。

帰省する新幹線の中で書いた2012年の総括です。

今年のもっとも大きなトピックスは、やはり、中小企業診断士の資格試験への挑戦だったことは間違いない。結果としては、二次試験で敗退という残念な結果に終わったが、それでも、非常に多くのものを得ることができた。診断士試験のための知識はもちろんのこと、社外の方々と、同じ目標を持った勉強仲間として知り合い、親身になって相談にのってくださる先生に出会うこともできた。仕事の業務でも、少なからず役立てることができた。結果はどうあれ、中小企業診断士資格にトライしたことは、自分にとって有益だったと思う。

仕事の面でも、今年は激動の年だった。通常の日本企業の多くがそうだと思うが、弊社も事業の拡大に伴い、分化させる形で事業部を作り事業責任を付与してきたのが歴史的な動きだと思う。しかし、IT業界のトレンドや顧客要望の変化、競合への対応など、いろいろな要因があったのだろうが、今年、三つの事業部が統合されて一つになったというのは、特に事業部の経営企画にたずさわる身にとって、事件ともいえる変化だった。業務のことは公開できないけれど、同じ会社内とはいえ、さまざまな文化の違いを乗り越えるのは、大きな努力が必要なことは皆さんも想像に難くないだろう。そんな中、例年とは業務内容が異なるなかで、同僚や上司に恵まれて、貴重な経験になる仕事もさせてもらったと思う。

恥ずかしくて言えないような大人げない失敗もあったけど内緒(笑)。 

こう書くと、一見良い年だったように見えますが、一方で、家庭という面では大失敗の年となってしまいました。診断士試験勉強の面白さと仕事の忙しさにかまけているうちに、家族がメンタルで苦しんでいることに全く気がつかなかったのです。極度に不安が強い症状のため、人間関係への支障も出ているよう。自分のことばかり一生懸命だったのが悔やまれてなりません。にもかかわらず、私の診断士試験が終わるまでは、そぶりもみせずに耐えてくれていました。感謝と慚愧の念にたえません。

診断士試験への再挑戦への始動がなかなかできないのも気になるところですが、今は、家族を優先しようと思っています。

長々と書き連ねてきましたが、2012年は、私にとっては激動の年でありました。良いことも反省すべきこともありましたが、忘れられない年になったことは間違いありません。来年2013年は、この振り返りもを生かして、良い年だったと言えるようにしたいと、今は考えています。

それでは皆さん、よいお年を。
[2012-12-24 再始動に向けて]

プライベートでいろいろと事情があり、予備校へ通う環境になれるか、まだ微妙なところです。

が、それを言い訳に挑戦を止めるのも「くやしい」ので、昨日、T○C横浜校で、中小企業診断士 2次本科生クラスに申し込んできました。

既に多くの方が12月開講で勉強を始めらているようで、焦りを感じなくもありませんが、自分なりにできることをやるしかありません。少しスタートが遅れますが、来年1月から再始動予定です。

12月中に懸案が片付くのも難しそうなので、再挑戦の2013年は、制約された時間と、折れそうになる心との戦いになりそうです。

しかし、苦しい中での学習おいても、きっと新しい何かを得ることができると信じます。