大好きな いっぷくさんのブログ に
上所重助(かみところしげすけ)さんという方の素敵な詩がご紹介されていました。心揺さぶられるとっても素敵で私好みの詩でしたので是非ご紹介致したいと思います。
『 おかげさま 』と『 そのうち 』です。
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『 おかげさま 』
夏が来ると「冬がいい」と言う
冬が来ると「夏がいい」と言う
太ると「痩せたい」と言い
痩せると「太りたい」と言う
忙しいと「暇になりたい」と言い
暇になると「忙しい方がいい」と言う
自分に都合のいい人は「善い人だ」と言い
自分に都合が悪くなると「悪い人だ」と言う
借りた傘も 雨が上がれば邪魔になる
金を持てば 古びた女房が邪魔になる
所帯を持てば 親さえも邪魔になる
衣食住は昔に比べりゃ天国だが
上を見て不平不満の明け暮れ
隣を見て愚痴ばかり
どうして自分を見つめないのか
静かに考えてみるがよい
一体自分とは何なのか
親のおかげ
先生のおかげ
世間様のおかげの固まりが自分ではないか
つまらぬ自我妄執を捨てて
得手勝手を慎んだら
世の中はきっと明るくなるだろう
「俺が」、「俺が」を捨てて
「おかげさまで」、「おかげさまで」と暮らしたい
『 そのうち 』
そのうちお金がたまったら
そのうち家でも建てたら
そのうち子供から手が放れたら
そのうち時間のゆとりができたら
そのうち・・・・・
そのうち・・・・・
そのうち・・・・・と
出来ない理由を
くりかえしているうちに
結局は何もやらなかった
空しい人生の幕がおりて
頭の上に淋しい墓標が立つ
そのうち そのうち
日が暮れる
いまきたこの道
かえれない
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この『おかげさまで』を読んだ時に、なにか胸の内にひしひしと感じ残る詩だなと思いました。
そしてまさに、「俺が」、「俺が」を捨てて「おかげさまで」、「おかげさまで」と暮らしたいとの最後の文章の通りに、私も日々過ごしていきたいと感じました。それはいつの頃からかずっと思っていた『感謝』と『慢心』との私の中のキーワードを思い起こさせる詩だったように何度か詩を読んでいるうちに思いました。全てに感謝する大切さはお会いする方にはよくお話しする事ですが、目の前に起こる現象のみならずそれらを取り巻く環境にまず感謝することが大切だと思っています。私の話であれば右目が失明状態になった時にそれも魂の成長にきっと意味がある事と捉えてそこに感謝をしました。その病気が私の魂のステージアップに繋がっていると知っているのでそこに感謝をしたのです。普通の感覚ではまさかのケーキを買ってきてお祝いもしました。しかしそれで病気が治り始めるかと言えばそうではなく逆に手術する方向へと進んでいきました。しかしある時、喫茶店でお茶をしながら本を読んでいると急に本当にフッと、病気で悪くした右目に感謝をするのではなくまずそれ以外の普段健康な部分に感謝する事が大切なんだと気づきました。そして気がつくと涙がぽたぽたと自然に流れ落ちている自分に気がつきました。いつも健康で頑張ってくれている身体に一つ一つ心から感謝の念を送っていると徐々にお腹が痛くなってきました。そして感謝の念を身体に伝え終わり最後に、それを気づかせてくれた右目に感謝の言葉を声に出して伝えると、我慢できないくらいトイレに行きたくなってしまいました。朝にもトイレにいってから家を出たのでおかしいなと思いながらもトイレでようをたすとなんと、血の塊がドバッと出たのです。お尻が切れて少しぐらい血が出るなんてことはありましたがびっくりするような血の量でした。しかししばらくすると血も出てこなくなりました。この時にこれできっと目の病気は良くなるなと確信しました。するとこの後から徐々に目の回復が始まりました。特効薬がなく自然治癒力の高まりがポイントの病気でしたが、今では先生が驚くほどの回復に繋がりました。これは人間関係においても同じだと思います。まず普段から良くしてくれている人達に口に出してしっかりと感謝の気持ちを伝えます。そしてその事の大切さを教えてくれた人物に対して勇気を持って感謝の気持ちを伝えることが大切なんだと思います。すると感謝の気持ちを伝えたその瞬間にその人物のお役目がパチンと終わるのです。そこで生まれる前からのお互いの約束が果たされ、その人物もお役ご免となりフッと楽になるのです。会社の上司にしても、いつもご指導ありがとうございますと口に出して感謝を伝えて、今度一杯行きませんかと言えた時に、パチンとその上司のお役目も終わり、オッいいね!それじゃあ今度一杯いこうか、となるのです。人それぞれのパターンがありますが、きっとそうなんだと私は確信しております。自分を虐めてくる嫌な人に対して、お役目を終わらせて早く楽にしてあげてくださいね、話が長くなりましたが『慢心』についても私は子供の頃から天狗になりやすいタイプで良く問題を起こしていたので、特に常日頃から注意しています。どこからか不思議と湧いてくる自信が強すぎるので過剰になり過ぎないように頭の片隅にはいつも『慢心』のキーワードを置いています。慢心は本人に気がつかないように1㎜、1㎜と生命の中に潜んできます。本当によっぽど常日頃から注意を払っていかなければ自分自身ではまず気がつかないと思います。増上慢を起こしている人は、本当にちょっとした言動や振る舞いに現れてきます。そういう人には近づかないことです。そして自分の身を振り返る事も大切だと思います。次元が少し違いますが仏法では、僭聖増上慢(せんしょうぞうじょうまん)という教えがあります。僭聖とは世間から厚く尊敬され聖者のように思われている高僧をさしていますが、今の感覚だとそういう衣をかぶった人物と捉えていいと思います。口では素晴らしい事を言います。またそうした振る舞いをします。しかしその内実は狡猾で名聞名利を求める念が強く、慢心を抱き、自分より勝る者が現れると嫉妬を起こし反発・敵対します。そうしなくても陰で人の悪口を言ったり立ち振る舞ったりします。極めて狡猾であるので見た目では意識していないと中々分かりませんが、慢心も度が過ぎるとこういう風になってしまいます。全てが気づきとは言えこんな風にならないように気をつけたいと思います。『おかげさま』や『そのうち』を何度か読みながらそんな事を今回、感じておりました。
また、私の大好きな19世紀のアメリカの詩人で『自由詩の父』と言われた、ホイットマンがまた良いんです。特に『草の葉』が好きで若い時は良く読んでいました。その詩もご紹介したかったのですが、いつになく長くなってしまったのでホイットマンの詩を2つだけご紹介致しますね〜♪
『 寒さにふるえた者ほど太陽を暖かく感じる。人生の悩みをくぐった者ほど生命の尊さを知る 』
『 わたしにも、誰にも、あなたに代わって道を歩くことはできない。自分の道は自分で行くほかないのだ 』
如何ですか、もう完璧に私好みの詩です。力強さと優しさを兼ね備え、なんだかふつふつと勇気が湧いてくる詩です☆*:.。.
最後に、11日のMISAOさんの生ライブは本当に素晴らしく感動的なものでした。応援してくれた皆様本当にありがとうございました。心から感謝いたします。
そうは見えなかったかもしれませんが私は朝から晩までテンションMAX状態で得体の知れない熱を放射しまくった一日でした。そして今日はクールダウンの一日でした〜(笑)
藤原明美さんから、なんと神楽鈴をプレゼントしていただきそれが朝一番に届きまして、いきなりハイテンションになってしまいました。
神楽鈴を使ったセッションをしているとたまに鈴が取れてしまう事があるので、プレゼントして頂き凄く嬉しかったです。
また神楽鈴の音色は、その場を清め払う力がとても強く、凛とした清く神々しい場をそこに涌現させます。セッションでは、その場を体内につくり出します。目がパチリと覚めるような清涼感を感じる方も多いようです。
私には珍しく長くなってしまいましたので、今日はここまでに致したいと思います。
ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました〜💗