何故かいつも同じパターンにハマり、繰り返し苦しむ現実を体験する人は、
まず“自身が無意識レベルでやっていること”に気づいていくことが大切です。
まぁ、そこに中々気づけないのが私たちですが…。
自身の行動パターンとは、己の生命の現れ。
生命の底に潜むクセが知らずに頭をもたげ、発動してしまうと、
また同じ現実を繰り返してしまうことになります。
それにはやはり、自身の心をよくよく見つめ、
心との対話を根気強く、そして腑に落としながら繰り返していくことです。
「瞑想」と聞くと、私にはできない、
あるいは怖いと感じる人もいます。
どこか変なところと繋がってしまうのではないかと心配される方もいます。
けれど、瞑想という言葉に振り回されずに、
“自分自身を振り返る時間”と捉えてみてください。
今日はどんな素敵なことがあったのか、
どんな体験をしたのか――。
お茶でも飲みながら思索や内観をする、
そんな静かな時間空間に身を置いてみてください。
すると、不思議と「ハッ」と何かに気づく瞬間が訪れます。
その瞬間を楽しみながら、ぜひ新しい自分の創造へと繋げてほしいと思います。
その繰り返しと、根気強い行動を続けていくうちに、
以前とは違った人生、そして流れに乗っている自分に、
あるときふと気づくことでしょう。
新しい自分自身の創造には、
それこそ計り知れない宇宙からの恩恵があります。
私も何度も受け取らせていただいております。
それはまさに、奇跡体験とも言える恩恵です。
だからこそ、目の前の苦しい現実さえも、
そこから“気づき”を得ることで、
その人にとって今一番必要な奇跡体験へと変わっていくのです。
そう考えれば、すべての現実とは――
何があろうとも「ありがとう」の感謝でしかないのです。
目の前の現実を体験したその瞬間、
それをどう捉える自分がそこにいるのか。
ぜひ、その一点を見つめてみてください。
私的には、愚痴や不平不満、ネガティブな反応でも全然構いません。
むしろ、無理にそうした感情を抑える必要もありません。
ただ――
いつまでも引きずらなければ、それで良いのです。
私たちの人生とは、一つの長大なテレビドラマの中の主人公のようなもの。
まだ見ぬ自分に出逢うための気づきというサインに気づき、自分なりのハッピーエンドを迎えていけたらと思います。
苦しみの奥には、必ず光が潜んでいます。
その光は、誰かが与えてくれるものではなく、自分自身の中から生まれる“気づき”という奇跡なのです。
今日という一日もまた、自分を知るための人生という旅の一日です。
どうか焦らず、ゆっくりと、自分のタイミングで、
心の声に耳を澄ませてみてください。
そこに気づいた瞬間から、人生は静かに、
しかし確実に、新しい流れへと変わりはじめます。





