大雪の朝 | こうのの日々

こうのの日々

漫画家こうの史代です。
夫とキエリボウシインコのTさんと、福知山市で暮らしています。

こんにちは! こうの史代です。

 

今朝は、まだ夜が明けていないうちから、外が明るくて目が覚めてしまいました。

窓を開けてみると、昨夜からさらに降り続いた雪が、家々の屋根にも自動車にも、厚く丸く乗っかっていました。

家の前の雪に傘を挿して、深さを計ってみたら、40㎝以上ありました。

幸い雪がやんで日がさしてきたので、せめて家の前だけでも雪掻きして道を作ることにしました。

 

2017年の1月だったかな、福知山に引っ越してきて最初の冬にも大雪の日がありました。

今回の雪が「数年に1度の大雪」と報道されるのは、その5年前の雪を基準にしているのだな、と思いました。

その時もこうして傘を雪に挿してみました。確かその時も同じくらいの深さでした。

前の住人が残してくれていた雪スコップを夫が持ち、わたしは普通の鉄のスコップを持ち、雪掻きしたものでした。

 

今は雪スコップも2本そろえて、いくらか手際も良くなりました。

 

わたしは極度の寒がりで、若い頃は、寒いところには絶対住むまい、と思っていました。

でも、不思議なもので、こういうのは強く思うほど、引き寄せられるんですよね。

 

わたしは広島育ちで、原爆ものだけは絶対描くまい、とずっと思っていました。でも結局描くことになりました。

描いている最中、被爆2世の話だと絶対描けなかったな、と思いました。すると結局描くことになりました。

描きながら、でも原爆でない戦災ものは絶対無理だな、と思いました。そしてこれも描くことになりました。

 

たぶん、「絶対できないな」には、「フフフ、そうかな?」と潜在意識が反発したくなるんだろうな。

本当にやりたくないものには、「絶対できないな」とすら思わないんだろうな。

ん、待てよ…。

では、あんまり乗り気でないものも「まあ、わたしなんかにはできないけどね」と思うようにすれば…出来るようになるのかな!?

これは来年機会があれば検証してみようっと。