こんにちは！ こうの史代です。
一昨日、髪のことを書きました。
で、そうそう、髪といえば。
あなたは白土三平さんの漫画を読んだことがおありだろうか。
わたしは中学時代に、この人の漫画にめちゃめちゃハマっておりました。
展開も、絵も、枠からはみ出てまで書き連ねられる青くさ…いや熱い文章もかっこよくて、
「ああ、こんな漫画を描いて世の人々を夢中にさせたい…」
などと憧れたものでした。
そして、同時に不思議に思ったものでした。
「影丸や螢火やワタリやナナやサエサの頭…これはどういう状態なんだろうな？」
とまあそれは置いといて。
ねえねえ。
あなたは「ヘアドネーション」って知っとるう？
髪を31㎝以上伸ばしたら、医療用のかつらの材料として寄付できるんだよ。
白髪交じりでも、少なくても、染めていてもパーマがかかっていてもいいんですってよ。
で。
わたしも去年の今頃、３年間伸ばした髪を切って、寄付してみたのです。
三十代ころからはわりと伸ばし気味でしたが、ここまで長く切らなかったのは初めてでした。
切った髪はさぞや重たいだろう…と思いきや！
余裕で普通郵便で送れるくらい(50g未満)だったよ！！
ええ…、白髪がどうこう以前に、もともと髪が少ないというか、細いというか…薄い自覚はありました。
そういえば、長くのばしても、ちっとも存在感がなかったなあ・・・。
ここで、はたと気づいたのです！
もしかして！！
あの、影丸や螢火やワタリやナナやサエサの頭…、あれは、
わたしのような髪質を表現しているのではないのかな！！？
ええ。2年後にはまた寄付しますとも。
白土漫画のようなかっこいい展開も絵も熱い文章も描けないままのわたしですが、
髪型だけでも白土漫画の主要キャラになれると思えばなんだか誇らしいわい。