こんにちは! こうの史代です。
京都精華大学におじゃました後、わたしはずっと気になっていたあることをしようと考えていました。
それは、この
切れてしまった古いお数珠の修理です!
わたしは25歳の時、跡取りの関係で祖母の養女になり、母方の姓を継ぎました。
その翌年、戸籍上の母(つまり祖母)は亡くなってしまいました。
看取った直後に病院から祖母の家に直行し、喪主で大忙しなのに、赤いお数珠しか持ってなくて「これはさすがに…」と焦っていた時、
仏壇から出てきたのがこのお数珠でした。
親玉(房を結ぶ大きな珠)に穴がついていて、のぞくと仏様の絵が見えます。
そういえば、小さいころに祖母にのぞかせてもらってびっくりしたことがあったような…と思い出しました。
以来ずっと愛用していましたが、十年以上前に切れて、しまいっぱなしになっていました。
お数珠屋さんに頼んで直してもらうのもいいですが、せっかくなら、来月命日を迎える実母の七回忌に間に合わせたい。
しかも、わたしは昔からビーズ細工が大好きなもので…、出来れば自分で直してみたい!
そこで、念珠作り体験ができる工房に、数珠玉の持ち込みが可能かどうか問い合わせて、予約をとりました。
この「体験工房 雄彩」は、地下鉄烏丸線の丸太町駅から1.5㎞ほどのところにあります。
訪れると、ご主人が残った数珠玉の長さを計ってくれました。
わたしのお数珠は、あと18個、珠を足す必要がありそうです。
工房には色とりどりの木と天然石の数珠玉があります。
しかし、わたしは優柔不断で迷うとキリがないので、透明の水晶だけで作ることに決めていました。
でも…、透明の水晶だけでも、丸や切子状やすりガラス風や筋が入ったものがあるのだ…。結局選ぶのに時間がかかってしまいました。
選んだら、お皿の上に、通す順に並べます。
工房の数珠玉はすべて8㎜で、わたしの持ち込んだのは5㎜くらいで穴も小さかったのですが、ちゃんと通るひもを選んで、糊で先を尖らせて渡してくださいました。
で無心に通して…、
通し終わったら房をつけてもらえます。
わたしは房より紐が好きなので、紐にしました!
はい、出来上がり!!
ワーイ!
理想のお数珠になりました!!!
今回は、足した珠と紐代も含めて、5000円でした。
「わたしもやってみたいな」という、そこのあなた!
先輩からちょっぴりアドバイスさせていただくわね。
房でなく紐にしたい時はくれぐれも、珠を通す前に申告することね。
紐の場合は、数珠をつないで飾り結びまでがその1本だけなので、
房用に通した白い紐を抜いて、最初から通し直すことになるわよ!
あと、数珠玉以上に多数の色が選べるので、ここでも迷うことになるわよ!!!
そうだよ! わたしのことだよ!!!