梵語-2(一字千理) | 先祖を尋ねて

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姓氏のご紹介はほぼ終わったので、日常雑事、架空の物語、政治経済など気儘に書き込む。
参考資料、文献などは要所に集約して示す。

梵語-2創造主2
詩歌

翻訳の難しさと一字千理の難しさ
(サンスクリット入門-2)


天に居ると思われる創造主(仏、神、アラー等)
の声を先覚者(釈迦、キリスト、マホメット等)が、
庶民・凡夫に伝えるのも一種の翻訳・通訳だろう。

先覚者達は言葉ではなく、体験で悟ったと思う。
聖書には「最初に言葉があった」と書かれていたが、
キリストは言葉ではなく、身体・心で悟ったと思う。
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翻訳の難しさを次の実例で示す。
サンスクリット(梵語)の、一字千理の難しさと、
翻訳の難しさを理解するためである。

1776年7月4日、アメリカ独立宣言
 (イギリス統治下の13の植民地だけ)

We hold these Truths to be self-evident,
that all Men are created equal,
that they are endowed, by their CREATOR,
with certain unalienable Rights,
that among these are Life, Liberty,
and the Pursuit of Happiness.以下略す。

①Whikiの翻訳例創造主1
我らは次のことが自明の真理であると見なす。
すべての人間は平等につくられている。
によって、
生存、自由そして幸福の追求を含む
ある侵すべからざる
権利を与えられていること。

②別の翻訳例:
われわれは、以下の事実を自明のことと信じる。
すなわち、すべての人間は生まれながらにして平等であり、
その創造主によって、
生命、自由、および幸福の追求を含む
不可侵の
権利を与えられているということ。

③CREATOR 創造主(神)を
福沢諭吉
「天」と訳した。
イスラム教の国々では「アラー」となるか?

朱記したCREATORの訳し方に差がある。
差があっても同じ意味と気付かれよう。これ以上述べると、
宗教論争、世界政治論争に陥るので本意ではない。しかし

欧米諸国は、途上国を奴隷扱いして来た。現在も。
言行一致してないから、活きるために「テロ」しか残ってない。


一字千理は次回以降に。(続く)

創造主3