204_交渉人・遠野麻衣子 | mimi 読書三昧

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五十嵐貴久

河出文庫

2023年6月発行

 

〜2006年に幻冬舎文庫として刊行された「交渉人」を

大幅改訂した上で改題したもの〜

 

五十嵐さん、前回のが面白かったので別のを借りました。

前回はこちら

 

文庫で手軽そうだったのもありますし。

「交渉人」自体にも興味がありますので。

 

カバー裏の解説から引用しますね。

 

三人組強盗が病院に押し入り、患者たちを人質に立て籠った。

交渉人・石田が到着するまでの間、交渉を任されたのは、

石田の元部下の遠野麻衣子。武器は1台の「電話」だけ。

刻々と過ぎゆく時間、逆上する犯人との困難な交渉・・・

手に汗握る展開の末、ラストに暴かれる、衝撃の事実と

驚愕の真犯人とは?

ベストセラー「交渉人」が大幅改稿&改題の上、完全復活!

 

ということでして・・

 

 

はい。

 

本当に・・

 

 

衝撃の事実と驚愕の真犯人! でした。

 

いやもう・・凄いですね。

シリーズものですから、続きも借りてこないと!

 

 

ちなみに、改訂・改稿したかった理由は・・

2010年問題、なのだそうです。

携帯電話(ガラケー)ではなく、スマホになって・・

証拠画像もビデオテープではなく・・

などなど、詳細な時代背景を全て大胆に改稿した、とのこと。

一番最初に出たのは2003年だったそうです。

文庫版が2006年。テレビドラマになったのが2003&2005年。

 

全文を具にチェックして2020年代前半の時代に合うように全て変更。

真相判明後の社会情勢も今の時代に沿うように変更。

そのほかも大幅に変わっているようですから・・古い版を読まれてる方も楽しめそうですよ。

 

 

そんなこんなですので・・

みなさま、是非!

 

お薦めです。