五十嵐貴久
河出文庫
2023年6月発行
〜2006年に幻冬舎文庫として刊行された「交渉人」を
大幅改訂した上で改題したもの〜
五十嵐さん、前回のが面白かったので別のを借りました。
前回はこちら
文庫で手軽そうだったのもありますし。
「交渉人」自体にも興味がありますので。
カバー裏の解説から引用しますね。
三人組強盗が病院に押し入り、患者たちを人質に立て籠った。
交渉人・石田が到着するまでの間、交渉を任されたのは、
石田の元部下の遠野麻衣子。武器は1台の「電話」だけ。
刻々と過ぎゆく時間、逆上する犯人との困難な交渉・・・
手に汗握る展開の末、ラストに暴かれる、衝撃の事実と
驚愕の真犯人とは?
ベストセラー「交渉人」が大幅改稿&改題の上、完全復活!
ということでして・・
はい。
本当に・・
衝撃の事実と驚愕の真犯人! でした。
いやもう・・凄いですね。
シリーズものですから、続きも借りてこないと!
ちなみに、改訂・改稿したかった理由は・・
2010年問題、なのだそうです。
携帯電話(ガラケー)ではなく、スマホになって・・
証拠画像もビデオテープではなく・・
などなど、詳細な時代背景を全て大胆に改稿した、とのこと。
一番最初に出たのは2003年だったそうです。
文庫版が2006年。テレビドラマになったのが2003&2005年。
全文を具にチェックして2020年代前半の時代に合うように全て変更。
真相判明後の社会情勢も今の時代に沿うように変更。
そのほかも大幅に変わっているようですから・・古い版を読まれてる方も楽しめそうですよ。
そんなこんなですので・・
みなさま、是非!
お薦めです。