137_ポンコツ競走馬の秘密 | mimi 読書三昧

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フランク・グルーバー

富田ひろみ 訳

論創社

論創海外ミステリ247

2020年2月発行

 

はい、ジョニーとサムのシリーズ

今回は6作目のようです。

前回はこちら

 

今回も相変わらずのコンビ。

またしても・・今度はジョニーが遺産を相続?!

 

それも相続したのは・・競走馬ユリシーズ・・ではなく?

実際のところ、ユリシーズがレースに出て勝ち取った賞金だけは貰ると言う・・

 

実はユリシーズの持ち主(馬主)であるジョー・シブリー。

彼がしばらく前にホームから線路に落とされた?時、助けたのがジョニーでした。

そしてジョーが死亡(ユリシーズに蹴られて死んだ?全身打撲、顔も傷だらけ)

数日前に作成された遺言ではジョニーに全て・・なのに・・条件が厳しすぎで。

馬の餌は買いたい放題(管財人の弁護士が全て支払う)なのに人間の食事はダメ。

馬の世話係その他の給料や馬運車も問題ないのですが・・

 

そこに現れたのがジョーの姪を名乗る女

弟と称する男も現れて・・ 係累はいない、という話はどこに行った?

そして相続に絡んで訴訟?

 

いやもう・・相変わらずですね。

馬券で不正をしようとしてる連中はいるし。

違う殺人も起きてしまいますし・・

例によってジョニーとサムは警官からも怪しい私設馬券屋からも追われる羽目に。

 

いかにして追手をまくか? 

お金がないのにどうやって誤魔化すか?

逃げつつも真相究明を図るジョニー

 

最後の最後はびっくりの結末でした。