フランク・グルーバー
富田ひろみ 訳
論創社
論創海外ミステリ247
2020年2月発行
はい、ジョニーとサムのシリーズ
今回は6作目のようです。
前回はこちら
今回も相変わらずのコンビ。
またしても・・今度はジョニーが遺産を相続?!
それも相続したのは・・競走馬ユリシーズ・・ではなく?
実際のところ、ユリシーズがレースに出て勝ち取った賞金だけは貰ると言う・・
実はユリシーズの持ち主(馬主)であるジョー・シブリー。
彼がしばらく前にホームから線路に落とされた?時、助けたのがジョニーでした。
そしてジョーが死亡(ユリシーズに蹴られて死んだ?全身打撲、顔も傷だらけ)
数日前に作成された遺言ではジョニーに全て・・なのに・・条件が厳しすぎで。
馬の餌は買いたい放題(管財人の弁護士が全て支払う)なのに人間の食事はダメ。
馬の世話係その他の給料や馬運車も問題ないのですが・・
そこに現れたのがジョーの姪を名乗る女
弟と称する男も現れて・・ 係累はいない、という話はどこに行った?
そして相続に絡んで訴訟?
いやもう・・相変わらずですね。
馬券で不正をしようとしてる連中はいるし。
違う殺人も起きてしまいますし・・
例によってジョニーとサムは警官からも怪しい私設馬券屋からも追われる羽目に。
いかにして追手をまくか?
お金がないのにどうやって誤魔化すか?
逃げつつも真相究明を図るジョニー
最後の最後はびっくりの結末でした。