115_噂のレコード原盤の秘密 | mimi 読書三昧

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フランク・グルーバー

仁賀克雄 訳

論創社 (論創海外ミステリ 161)

2015年12月発行

 

お初の著者さん

最近、シリーズものらしい新刊が出てたので

最初から、と思って借りました。

 

でもね。。ちょっと??状態で。

訳者あとがきを読んだら・・実はやっぱりシリーズの初巻ではなくて。

シリーズ10作目の完訳なんだそうです。

道理で・・

 

はい、主人公は2人

ジョニーとサム

本業は探偵ではなくて・・香具師、テキ屋

アメリカ各地を放浪しながらボディビル本を実演販売

その僅かな金稼ぎ旅行の間に思わぬ事件に巻き込まれる、というパターンらしく。

今回も同様です。

 

ジョニーは頭が良くて口達者

サムはプロボクサー、レスリングの経験もあり暴力沙汰には無敵

そんな2人のコンビです。

 

今回は・・泊まってるホテル、宿賃を溜めてしまい追い出される寸前

そんな時に向かいの窓の部屋から換気筒を通って投げ込まれたレコード原盤

しかも向かいの部屋の女性は殺されて!

 

ジョニーはどうにか金を稼ぎつつ、事件の真相も追いかけます。

ちなみに事件当時、サムのスーツを質屋に入れてしまっていて・・

サムはベッドから出られませんでした。

 

それを受け出すためにも必死で金策に走るのですが・・

これがまた凄まじい方法で・・ものを買っては質屋に入れて

現金を受け取ったら銀行口座に入れ、小切手帳を作り・・

その小切手でまたあちこち買い物をし・・

はい、ぎりぎり、引き落とされ凍結される前に次の対策、みたいな。

 

説明は難しいけれど、なかなかに面白かったです。。

2人がコンビのシリーズなので、どんどん読むつもり。。