


前回のデリバンに続いてカーサーモデルのT2、今回は私の本命だったマイクロバスのモデルです。
デリバンと同様に、プロポーションの良さが際立つモデルで、手にした者を魅了する素晴らしい1台です。モデルの構造はデリバンと同じで、簡単なパーツ構成ながら、完璧にVW直のプロモーショナルモデルとして、その役目を果たしています。
採用されたグリーンのボディカラーも良く、白いバンパーとのマッチングも最高で、古き良き時代のモデルとして、当時の空気感をそのまま伝えています。インテリアは簡潔に最小限の表現ですが、デリバンより多いガラスエリアにより、内装がよく見える為、より的確に再現されています。このモデルはその性格上、外観重視なので、ダッシュボードや内張りは表現されていませんが、その様な事はどうでもよくなる程に、プロポーションの素晴らしさが全てと言っても良いぐらいです。
ボックスのデザインはデリバンと異なり、売られていた時期や車種で違っていたのか、私にはわからないのですが、何れにしても魅力的なデザインで、コレクションに箔が付きます。
この個体は前回のデリバンと前後して手にしましたが、購入時はホイールキャップが1枚足りない状態でした。しかしそれは大した問題では無く、ボディが破損したドイツ警察仕様のジャンクを、先行して手にしていたので、そこからホイールキャップを移植。一瞬にして完品となりました。
冒頭にも述べた通り、私の本命であったモデルなので、コレクションに加わった時点で殿堂入りしている、超お気に入りの大切な1台です。
1968年発売 発売当時価格 不明