先日久しぶりに写経をしました(部屋で)
岡寺で購入した香を焚いて、BGMには声明。
写経しながら思い出すのは
初めて写経した時の場所。
その場の光景&空気感。
その当時の仕事の仲間・周囲の顔ぶれ。
一文字一文字書くごとに
そんなことが懐かしく頭に浮かんだりもします。
久し振りに写経に向かった理由は
今は心を静めたい。
外から入ってくる情報に引っ張られないよう
目の前のことに巻き込まれないよう
自分の中から発生する不安に巻き込まれないよう
内面に向かいたい。
そんな感じです。
私の場合(他の方もそうかな)
写経を終えた後、文字を書くときに大分丁寧になります。
※ずっとは続きませんが
ここ最近、仕事関係の弔事が続きました。
家族葬で済ませることが多く
直接伺うことは出来なかったので
香典を送ることにしました。
その際に添え書きを付けたのですが、
写経を終えた後だったので
集中して文字を書くことが出来、写経の思わぬ効果を実感。
余談ですが
初めて写経をしたのは書写山。
仕事関連の神戸旅行の際、単独行動で行きました。
最初は字を書くことに集中するのですが
しばらくすると頭に色んな事が浮かんできた。
「私が考えたルート(淡路島)で観光しているお二方、
予定通りの場所に行けているかな…」
「宴会は確かステーキハウスだったな…」
っと、いかんいかん!集中集中
書きながら色んな事が頭に浮かんで
気持ちを戻して
また余計な思いが浮かんで…
写経デビューの思い出です
人の意識は常に動いている。
CPUのハードディスクみたい。