動脈不全の鑑別に用いる。
<検査法>
座位にて腕を挙上し、こぶしの把握動作を素早く1分間続けさせる。
つぎに腕を下げ、手首の橈骨動脈または尺骨動脈を押さえて閉塞させる。
<根拠>
チアノーゼを起こした手が正常に回復するのに10秒以上必要であれば、その押さえた側の反対側動脈不全(橈骨を押さえた時に回復が遅ければ尺骨動脈の異常、尺骨動脈がを押さえた時に回復が遅れれば橈骨動脈の異常)が考えられる。
<コメント>
橈骨動脈と尺骨動脈はループしているため、その解剖学的特徴を利用したテストのようです。
動脈の穿刺を行うときの目安として用いられるとのこと。