Merollaらの、平均52歳の腱板断裂の患者(60人)に、保存的治療をした報告。
リハビリテーションプログラムは、
Phase1:痛みのコントロールと自動介助運動
Phase2:他動的な軟部組織ストレッチ、プールでの自動運動
Phase3:上腕骨の固定筋?(humeral positioners)と三角筋前部繊維の筋力増強
Phase4:ホームエクササイズを含む、自動・他動運動を用いて維持プログラム。
<詳しく>
・肩甲骨面上での内外旋のモビライゼーションを2週、
・3週からプールでの自動運動(3回/週、1カ月間):上腕骨の下制筋や内外旋筋の運動を含む
・水中運動が終わると、エラスティックバンドでの筋力増強(三角筋前部、humeral positioners、内外旋筋)(2回/週)
・筋力増強運動を始めるに合わせて、ホームプログラム開始(自動介助運動、ストレッチ、筋力増強)
・ドロップサイン(drop-sign)が陽性の患者は、外旋の運動は除外する。
・4カ月から、上腕骨の下制筋(humeral depressor)、三角筋前部繊維、内外旋筋、肩甲骨回旋筋の強化をホームプログラムで継続。
・全ての患者に最初の1カ月間は、運動後にレーザー治療を行う
フォローアップは、6カ月、9カ月、12カ月で、constant Murley score(CMS)とVASで評価。
結果は、
CMSが、全患者の平均で、開始時46.3点、6カ月62.3点、9カ月60.2点、12カ月61.9点
6カ月で、67%(40人)の患者がCMS平均72点で良好であったが、33%(20人)が52点で悪かった。そのうち16人が手術を施行した。
9カ月では、60%(36人)がCMS70点で良好であったが、13%(8人)が50点で不良であった
そのうち6人が手術を施行した。
12カ月時点で、良好な成績は、55%(33人)であった。CMSが68点。
8%(5人)が51点と不良で、手術を施行した。
痛みは、VASで数値の記載はないがグラフからみると、
開始時が8.3ほど、6カ月が3.4、9カ月が4.2、12カ月が4.8。
手術に至った例でみると、6カ月で7.9、9カ月で7.8、12カ月で9と改善が見られない。
自動運動の可動範囲は、屈曲と外転で有意な変化がある。内外旋は有意差なし
屈曲が開始時108°、6カ月160°、9カ月150°、12カ月145°
外転が開始時92°、6カ月150°、9カ月145°、12カ月140°。
開始時の自動挙上角度をみると(SDも含め)、偽性麻痺とまではいかない患者が多かったよう。
また著者オリジナル?の予測スコアがあって、
年齢、仕事の負荷、仕事の補償、オーバーヘッドスポーツ、外傷歴、以前にリハビリテーションを受けたか、腱板損傷の程度、肩甲下筋の断裂があるか、両側か、ドロップサインがあるか、上腕二頭筋長頭の損傷、AH間距離が7mm、肩甲骨の異常運動、腱板の萎縮、脂肪浸潤、他動の硬さ、自動のROM
を測定し、合計21点で評価している。
カットオフ値としては、13点以上で保存的治療に、反応良好だそう。
しかし、表や図を載せられると、見やすいのですが。
著作権的には、どうなんでしょう。怖いので載せませんが。
参考
Merolla G, et al:Muscles Ligaments Tendons J.30(1):12-19.2011
リハビリテーションプログラムは、
Phase1:痛みのコントロールと自動介助運動
Phase2:他動的な軟部組織ストレッチ、プールでの自動運動
Phase3:上腕骨の固定筋?(humeral positioners)と三角筋前部繊維の筋力増強
Phase4:ホームエクササイズを含む、自動・他動運動を用いて維持プログラム。
<詳しく>
・肩甲骨面上での内外旋のモビライゼーションを2週、
・3週からプールでの自動運動(3回/週、1カ月間):上腕骨の下制筋や内外旋筋の運動を含む
・水中運動が終わると、エラスティックバンドでの筋力増強(三角筋前部、humeral positioners、内外旋筋)(2回/週)
・筋力増強運動を始めるに合わせて、ホームプログラム開始(自動介助運動、ストレッチ、筋力増強)
・ドロップサイン(drop-sign)が陽性の患者は、外旋の運動は除外する。
・4カ月から、上腕骨の下制筋(humeral depressor)、三角筋前部繊維、内外旋筋、肩甲骨回旋筋の強化をホームプログラムで継続。
・全ての患者に最初の1カ月間は、運動後にレーザー治療を行う
フォローアップは、6カ月、9カ月、12カ月で、constant Murley score(CMS)とVASで評価。
結果は、
CMSが、全患者の平均で、開始時46.3点、6カ月62.3点、9カ月60.2点、12カ月61.9点
6カ月で、67%(40人)の患者がCMS平均72点で良好であったが、33%(20人)が52点で悪かった。そのうち16人が手術を施行した。
9カ月では、60%(36人)がCMS70点で良好であったが、13%(8人)が50点で不良であった
そのうち6人が手術を施行した。
12カ月時点で、良好な成績は、55%(33人)であった。CMSが68点。
8%(5人)が51点と不良で、手術を施行した。
痛みは、VASで数値の記載はないがグラフからみると、
開始時が8.3ほど、6カ月が3.4、9カ月が4.2、12カ月が4.8。
手術に至った例でみると、6カ月で7.9、9カ月で7.8、12カ月で9と改善が見られない。
自動運動の可動範囲は、屈曲と外転で有意な変化がある。内外旋は有意差なし
屈曲が開始時108°、6カ月160°、9カ月150°、12カ月145°
外転が開始時92°、6カ月150°、9カ月145°、12カ月140°。
開始時の自動挙上角度をみると(SDも含め)、偽性麻痺とまではいかない患者が多かったよう。
また著者オリジナル?の予測スコアがあって、
年齢、仕事の負荷、仕事の補償、オーバーヘッドスポーツ、外傷歴、以前にリハビリテーションを受けたか、腱板損傷の程度、肩甲下筋の断裂があるか、両側か、ドロップサインがあるか、上腕二頭筋長頭の損傷、AH間距離が7mm、肩甲骨の異常運動、腱板の萎縮、脂肪浸潤、他動の硬さ、自動のROM
を測定し、合計21点で評価している。
カットオフ値としては、13点以上で保存的治療に、反応良好だそう。
しかし、表や図を載せられると、見やすいのですが。
著作権的には、どうなんでしょう。怖いので載せませんが。
参考
Merolla G, et al:Muscles Ligaments Tendons J.30(1):12-19.2011