ポンペイ遺跡ーベスビオ火山の噴火とそれに伴う火砕流で一瞬にして灰に埋もれた幻の古代都市。
実際に行ってみるとその規模の大きさや当時栄えていた様子が今でも見て取れます。
通常、ポンペイ遺跡というのは真面目にじっくりと見るのに2日はかかると言われていますが、私らが行った6月下旬のヨーロッパ全体が熱波に襲われたクソ暑い時に、日陰もないようなそんなところに2日も立ってられるわけがないし、第一、日本人特有の弾丸旅行スタイルでそんなにゆっくり鑑賞してる時間もないので、今回はなんとたった2時間で主要な場所を全て見て回ったった!
では、電光石火のようなスタンプラリースタートおおお!!!!
円形闘技場。
動物vs生身の人間を闘わせて見世物にするとかいう現代では考えられん道徳観の古代人。
馬車などの車輪が通れるように、石と石の間の幅が町全体で統一されていた。
統一規格・・・この時代すでにそういう考え方があったのね。
パン屋さん。
ヨーロッパ人にとってパンってマジで永遠の食事の友なんだろうな。
何にでもパンが付いてくるし。
床のモザイク画も何千年も前のものがこんなにくっきり残ってるんやで、すごいよな。
洗濯屋さんの内部。
すごいよなあ。私の職業はクリーニング屋ならぬ洗濯屋です!っていうのが成り立つ時代よな。
ポンペイの人たちもお風呂大好きやったみたいや。テルマエロマエええ
天井の模様もくっきり。
これは娼館の壁に描かれてる絵ね。
大きな都市にはこういう設備もそりゃありますよね・・・
こんなところでいたすのはあまり心地いいことなさそうだが・・・
「ベッティの家」の内部。
広いし部屋数も多いし、金持ちだったんだろうなあ。
でたー!めちゃくちゃ有名なやつや!
「猛犬注意」って入り口に書いてあるんよな。
確かにこの辺、野良犬が普通にいて焦る(狂犬病のワクチンなんて打ってねえぞ)
亡くなった方ですよね。
本当になくなるその一瞬を捉えたあっという間の出来事だったんだろうな。
割と中心部から離れたところにひっそりと建っているその名も「秘儀荘」。
「ポンペイの紅」とも呼ばれるこのひときわ鮮やかな壁画はこの遺跡一番の見どころ。
いやあ〜こんなのが残ってるなんてマジすごい。
都市の中心部にして最大の大広場。
ポンペイの政治・経済の中心として機能していたのでしょうか。
あちこちに半分朽ちてしまった柱や重要な建物があります。
ということで、これが2時間の全貌。
人間、割とパパッとすませてしまえるもんなんやな。
小さい頃、NHKか何かでポンペイの番組を見てその存在を知ってからいつか行きたいと思っていた場所。
夢が叶った瞬間でした。
<ポンペイのグルメ>
地元で評判の店に行ってみた。
確かに本場のパスタはうまかった。
ニョッキのトマトソース。
トマト本来が持つ甘みが最高に引き出されていて美味しかった。
バジルとズッキーニ、レモン風味のパスタ。
この暑い夏にぴったりの一品。
<ナポリ国際空港にて>
左のふわふわした食感のスイーツはレモン味で本当に南イタリアはどこまでもレモン押しだ(レモン系のは間違いなくうまいからええねんけど)
一方、右は「baba」とかいう面白い名前の食べ物で、リキュールかなんかお酒に丸ごと漬け込んだヘビーなもの。
ナポリ市内でもあちこで見かけたので、これはご当地スイーツの一つなのかもしれない。
わお、さすが色んなパスタがありますねえ。
どんなソースと相性がいいんだろう。
料理好きな私は気になります。
ポンペイの夜の様子。
治安が悪いのでは?と心配していた南イタリア。
行ってみると人懐っこい陽気な人々、おいしい食事、どこか懐かしい感じのする街の雰囲気など、また来たくなる、何度でも行きたくなる、そんな不思議な場所でした。
チャオ!南イタリア!!
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