※この記事は、2014年7月~2015年10月の間に
アップされた記事に「加筆・修正」を加えたものとなっております。
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さて、今日も「効率的勉強の3ステップ」について話していきたいと思います。
前回から、「①理解②暗記③演習」という3ステップの中の「演習の勉強」について話していってますね。
前回の記事では、「受験勉強は、積極的にカンニングしよう」という話をしました。
言葉だけを取れば、色々と誤解されそうですが、僕が言いたいのは「問題演習でつまづいたら、潔く答え見ちゃえ」って事ですね。
効率良く成績を伸ばしたいなら、その軽さが大事です。
変に「自分の頭で考えなきゃ~」とか思っても、頭の中に知識とかパターンが蓄積されていなければ、解けるはずがないです。
まずは、「知識やパターンを大量にストックする」という作業が必要です。
ちなみに、僕は、今こうやって文章を毎日書いてますが、これも頭の中にストックがあるからできる事です。
実を言うと、僕は、このブログを書く前に、趣味で勉強法のブログを書こうと思った事があったのですが、全く続きませんでした(笑)
それは、頭の中に蓄積された知識や文章のパターンが少な過ぎたからです。
もちろん、受験勉強の経験は蓄積されてましたが、それを言語化するための知識やパターンのストックが無かったのです。
それから、僕は知識を大量にインプットして、今こうやってアウトプットできるようになっています。
何でもそうですが、まずは、「材料」をインプットするのが重要です。
受験においても、最初の段階では、知識やパターンが自分の中にインプットされていません。
なので、分からなければ、潔く答えを見るようにして下さい。
それで、今回は、問題演習をする時の「思考法・マインドセット」について話したいと思います。
まず、問題演習をする時の基本的なマインドセットとして、「根拠を持って答える」というのがあります。
これは、どんな教科でも同じです。
例えば、英語長文や現代文などの読解問題では、「本文のこの部分にこう書いてあるから、これは間違いで、この選択肢が正しい」みたいに根拠を持って解きます。
よく言われる事ですが、読解問題は勘で解いてはいけません。
ちゃんと、文章を論理的に読み解いて、自分なりの根拠を持って解かなければいけないのです。
何となくのフィーリングとか感覚で解いてると、実力が付かないし、点数が安定しないです。
読解問題とかではなく、例えば、世界史の正誤問題とかでも、「ここの知識が間違ってるから違う」みたいに根拠を持って答えます。
数学とかだって、「公式」という知識を根拠にして問題を解きます。
これは、「根拠」って言い方だと分かりづらいかもしれないですが、要は、解答を導くために拠り所としているもの、って事です。
こういう公式があったから、それを当てはめると答えがこうなる、という理屈ですね。
何に関しても、そうやって根拠を持って答えるのが、ペーパー試験の鉄則です。
それで、じゃあ、自分が問題を間違えた時ってのは、「根拠の取り方が間違ってた」って事になります。
なので、問題演習をしていてミスッた時は、「自分は、なぜ、根拠の取り方を間違えたのか?」って事を明らかにしなければなりません。
そして、正しい「根拠の取り方」をするための修正をしていく必要があります。
読解問題とかであれば、「ココにこう書いてあるから、この選択肢が正しい。」というふうに考えたわけですが、実際には、それが違っていたわけです。
それは、ひょっとしたら、文章に出てくる言葉の意味をはき違えてたからかもしれません。
だとしたら、勘違いしていた言葉の意味を覚え直す必要があります。
世界史の問題だったら、そもそも知識を知らなかったが故に、解けなかったのかもしれません。
その場合、根拠を取るために必要だった知識を新たに覚える必要があります。
数学とかであれば、公式とかの知識は持っていたけれど、それを上手く使いこなせなかったのかもしれません。
それを使うという発想が無かったり、途中の計算過程で間違えたり、って事がありますよね。
その場合は、「この公式は、こういうふうに使えるんだ」というのを理解して使い方を頭に刻み込んだり、しっかりと計算練習をする必要があります。
今話したように、「根拠の取り方を間違えた」というのは、具体的に、
・知識を間違って覚えていた
・そもそも知識を知らなかった
・知識は知っていたけど、使いこなせていなかった
といったような原因があります。
これらをしっかりと明確化して、修正していかなければならないのです。
簡単に言ってしまうと、「間違えた原因を突き止めろ」「そして、修正しろ」って事です。
原因を分析して修正する、「分析」と「修正」の思考法ですね。
「なんで、解けなかったんだろ?」「どうすれば、解けるようになるだろ?」と、丁寧に考えていくのが、成績を伸ばすための王道の思考法です。
当たり前の事を当たり前にやっていくのが、結局、一番大切なのです。
ぜひ、今日話したような頭の使い方をしながら、問題演習をしていって下さいね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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