※この記事は、2014年7月~2015年10月の間に
アップされた記事に「加筆・修正」を加えたものとなっております。
リアルタイムでの配信は、
今後メールマガジンにて行っていく予定です。
――
今日も、「効率的勉強の3ステップ」について話していきたいと思います。
ここ最近の記事では、「①理解②暗記③演習」という3ステップの中の「暗記の勉強」について深く入っていってます。
前回の記事では、「反復が大事ですよ。」「忘却曲線を参考に、1ヶ月に5回程度やるといいですよ。」という話をしました。
知識を「長期記憶化」するためには、「印象(impact)」と「回数(times)」が必要で、特に「回数」をかける(反復する)というのは、勉強の極意です。
基本的に、人間なら誰もが膨大な知識を頭の中に入れる才能(記憶力)は持っているので、後は、それをしっかりと発揮するだけです。
そして、そのために重要なのが、「反復する」って事なのです。
成績が伸びない人というのは、大体の場合、圧倒的に反復の回数が足りていないです。
授業聞いたら聞きっぱなしで、定期試験前だけ頑張って覚えて、後は放置ってパターンが多いと思います。
それだと、実力が付かない(知識が長期記憶化しない)のは、当たり前です。
「忘れる」という事を前提として、しっかりと繰り返し同じ事を頭に刷り込むようにして下さい。
それで、今回は、「暗記の勉強」については最後の記事で、「知識を高速化しよう」という話をしていきます。
「知識を高速化する」というのは、簡単に言うと、全ての知識をパッと瞬間的に思い出せるレベルの知識に進化させる、という事です。
「記憶の質」を最高レベルのものにしておこう、という事ですね。
基本的に、「記憶の質」には4段階あって、それは、
①一瞬で思い出せる
②考えたら、思い出せる
③知ってる気がするけど、思い出せない
④全く思い出せない
という4つです。
「①一瞬で思い出せる」というのは、記憶の質としては、最高レベルの状態です。
例えば、「鎌倉幕府が成立したのは?」って聞かれたら、大体の人は、「いいくに作ろう鎌倉幕府だから、1192年」と即答する事ができると思います。
このレベルが、①に当たります。
他にも、「apple」って見たら、一瞬で「リンゴ」って分かりますよね?
全ての知識は、このくらいのレベルにまでしておく必要があります。
なぜなら、そうしないと、すぐに忘れてしまうし、スピードが求められる試験では使い物にならないからです。
「②考えたら、思い出せる」くらいのレベルの知識だと、時間が経てば、③のレベルにまで落ちてる可能性があります。
そうなると、試験中とかに「あぁ、あれって何だったっけな~?」といくら考えても思い出せなくて、悔しい思いをする事になります。
そういう経験、一度はありますよね?(笑)
また、考えたら思い出せるレベルで記憶を保持していたとしても、試験中にいちいち考えてたら、かなり時間を使ってしまいます。
例えば、英語の長文を読みながら、いちいち「えぇ~っと、この単語の意味は・・・」とか考えたら、長文読解のスピードがかなり落ちます。
こんな状態で点数を稼ごうと思っても、難しいですよね。
こういった事態に陥らないように、知識を覚える際は、しっかりと①のレベルまで持っていく(知識を高速化する)ようにして下さい。
最初に覚える時に、しっかりと知識を高速化して、また時間が経ったら②とか③のレベルにまで落ちてしまっていたりするので、復習する際には再び高速化し直します。
そうやって何回もしつこくやっているうちに、徐々にレベルが落ちなくなっていって、大量の知識を「記憶の質」が最高レベルの状態で維持できるようになります。
そうなれば、高速化され、長期記憶化された知識が大量に頭に蓄積されている状態になり、「圧倒的な実力」を身に付けた事になります。
実は、僕は小学生時代、これを無意識の内にやっていて、算数の計算が異常なほど速かったです。
どっかの記事でも書きましたが、当時の僕は公文式に通っていて、そこで圧倒的な反復をさせられ、自分でも「もっと速くもっと速く」とスピードを上げる事を常に意識していました。
そうしたら、尋常じゃないくらい速くなって、当時は自分の事を「天才だ」と思っていました(笑)
しかし、今思えば、ただ単に「正しい勉強のやり方」を無意識に実践していただけなんですよね(笑)
本当、正しい「勉強法」を習得すれば、誰もが周りが驚くような「天才」になれると思います。
知識を覚える際は、ぜひ、今日話したような「知識の高速化」を意識してやってみて下さいね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
質問・感想・相談はご自由にどうぞ。
↓↓記事更新のエネルギーが補充されます ポチッとクリックお願いします(ブログランキングサイトに飛び、このブログのポイントに10p加算されます)☆