効率的勉強の「3ステップ」-暗記の勉強 その3- | 大学受験のリアルー合格したいなら、予備校に行くな!-

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"参考書で独学する"という非常識で効率的な「勉強のやり方」を徹底的に解説していきます。
また、人生全体の「生き方(人生観)」や、勉強の「本質的価値」についても伝えていきたいと思います。



※この記事は、2014年7月~2015年10月の間に

アップされた記事に「加筆・修正」を加えたものとなっております。


リアルタイムでの配信は、

今後メールマガジンにて行っていく予定です。



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今日も、「効率的勉強の3ステップ」について話していきたいと思います。


ここ最近の記事では、「①理解②暗記③演習」という3ステップの中の「暗記の勉強」について話していて、具体的には、


記憶には、「短期記憶」と「長期記憶」の2種類がある

知識の長期記憶化には、「印象(impact)」と「回数(times)」が必要である(略して、「IT」)

知識を印象に残すために、「相性が良い教材」「自分のレベルに合った教材」を使って勉強する


という事でしたね。


インパクトについて少し補足しておくと、「記憶術」というのも、その多くはイメージによるインパクトを利用していたりします。


ただ、僕は、「記憶術はそんなに使う必要が無いだろう」という立場なので、「暗記の勉強」について話してはいますが、記憶術については触れませんでした。


語呂合わせとか、替え歌で覚えるとか、僕もいくつかの記憶術は使っていましたが、ほとんどの知識は今回話す「回数」によって長期記憶化しました。


「記憶術」については、どっかで扱いたいテーマではありますが、受験生の人に言いたいのは、「記憶術は、そんなに使う必要が無いですよ~。」って事です。


巷の『ノウハウ本』には、「奇跡の記憶術」的な感じで謳ってるものがあったりしますが、そういうのに惑わされないようにして下さい。


大体の知識は、「回数」によって覚えられるし、そっちのが早いです。


覚えにくいものとかは補助的に記憶術を使うと良いですが、あくまでも「補助程度」なのです。


「記憶術をどのように使うか」という事に関しては、そういった理解をしておいて下さい。


それで、さっそく、今回のテーマである「回数(times)」の話をしていきたいのですが、回数ってのは、僕がブログ内でもうクドイほどに何回も言っている「反復」の事です。


まさに、「反復が大事だ」というのを回数をかけて何回も言う事によって、読者の方の頭の中に刷り込もうとしているのです。


かなり前の記事でも書きましたが、「反復こそ、勉強の極意」です。


「知識の詰め込み要素」が強い受験というものにおいては、「とにかく、反復する」というのを意識するだけで、かなり成績が伸びます。


人間は、膨大な記憶容量を持っていて、そこには「何度も繰り返されたこと」が蓄積されていきます。


「何度も繰り返される」と、人間の脳はそれを「重要だ」と判断して、長期的に覚えておいてくれるのです。


逆に、そんなに出会わないものは、「重要じゃない」と判断して忘れていきます。


頭の片隅にはあっても、そのうちどこにあるのか分からなくなって、取り出せなくなります。


イメージ的には、人間があまり使わないものを物置とか押し入れにしまっちゃうのと一緒です。


そして、時間が経って「あれって、どこにしまったっけ?」と思っても、その場所が思い出せないのです。


テスト問題を解いていて、「あれ?授業で聞いた気がするんだけど、思い出せないわ~」となってしまうのと似てますね。


知識をすぐに頭から取り出せるようにしておくには、「反復する」必要があります。


人間は、良くも悪くも「忘れていく生き物」です。


忘れたくない「重要事項」は、繰り返し頭に刷り込まなければいけません。


それで、「繰り返す」と言っても、闇雲にやればいいってものじゃなくて(別に、それでも覚えられますが)、一応、「適切なタイミング」というのがあります。


どういうタイミングで繰り返せば良いかというと、それは「忘れかけた時」です。


ただ、自分がいつ忘れかけるかなんて分からないですよね(笑)


一応、心理学の実験で「人間がどうやって忘れていくか」が明らかになっていて、「エビングハウスの忘却曲線」という有名な曲線があります。


それを参考にすると、「適切な復習のタイミング」は、1日後、3日後、1週間後、2週間後、1ヶ月後・・・、みたいに言われています。


ただ、これをきっちり守る必要は無くて(スケジュール立てにくいと思うので)、「1ヶ月以内に5回程度同じところをやる」くらいの感じで捉えておけば良いと思います。


そして、それを3周くらい(つまり、15回程度)やれば、大体の知識は覚えられます(高1~2で2周くらいしといて高3で3周目とかに入るのが、かなりの理想形です)。


そうやって短期間(1ヶ月)の内に何回も同じところをやって、またちょっと時間を置いてやれば、知識は確実に「長期記憶化」されていきます。


これが、「回数(times)」によって、知識を長期記憶化する、という事ですね。


前回の「印象(impact)」と合わせて、しっかりと理解しておいて下さい。


それでは、今日はこの辺で( ̄ー ̄)



最後まで読んで頂きありがとうございました。



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