ケツに火を付けながら、受験期を走り切る方法 | 大学受験のリアルー合格したいなら、予備校に行くな!-

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"参考書で独学する"という非常識で効率的な「勉強のやり方」を徹底的に解説していきます。
また、人生全体の「生き方(人生観)」や、勉強の「本質的価値」についても伝えていきたいと思います。



※この記事は、2014年7月~2015年10月の間に

アップされた記事に「加筆・修正」を加えたものとなっております。


リアルタイムでの配信は、

今後メールマガジンにて行っていく予定です。



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前回の記事で、「1年間でこなす全ての参考書を一式揃えてしまおう」という話をしました。


そうする事によって、「これだけやればいいんだ」というのが目に見えて分かり、モチベーションを上げる事ができます。


もう一度確認として、これまでに話した具体的にやって欲しい事(やるべき事)を書いておくと、


・志望校を決めてしまう

・最初に赤本を買って読むor解く

・1年間でこなす全ての参考書を一式揃える


という3つです。


これらは、僕が受験期に実際にやった事で、効率的勉強をするための超重要事項です。


ぜひ、あなたも同じようなやり方をしてみて下さい。


それで、ここまでやったら、今度は「全体の計画を立てる」というフェーズに入ります。


「全体計画」というのは、めちゃくちゃ重要なのですが、意外とやってない人が多い気がします。


これをちゃんとやっておかないと、行き当たりばったりの勉強になってしまうし、「気付いたら、試験本番がすぐそこまで来ていた」という事態に陥ってしまいかねません。


実は、現役生の時の僕が、まさにこの落とし穴にハマりました。


当時の僕は、「まぁ、1年って結構長いし、何とかなるだろう。最悪、夏以降くらいに頑張ればイケるっしょ。」くらいの気持ちでいました。


しかし、そういった意識で過ごしていたら、現役生の夏を無駄に過ごし、夏休み明けに却ってきた模試で偏差値が全国の平均以下レベルになっていたのです。


その後、本気で頑張ろうとするわけですが、数ヶ月じゃ全然足りないという事を悟り、浪人する決意をします。


あなたは、こういったパターンにハマってしまわないように気を付けて下さい。


「1年って結構あるだろう」と思ってると、意外に無いです(笑)


これは、「全体計画」を立ててみると分かります。


こなさなければいけない全体量を試験本番までの日数で割って、1日の勉強量を割り出すと、大体の場合は、「結構頑張らなきゃいけない」という事に気付きます。


まぁ、1年って言っても、4月(受験生開始)~1月(センター試験日)って考えてみると、9ヶ月ちょっとしかないですからね。


最後らへんは「弱点補強」とか「志望校対策」の時間に当てるとすると、6~8ヶ月くらいで「土台」を作り上げなければいけないわけです。


こうやって、実際に数字を使って、具体的に具体的に考えていくと、漠然と「まだ、時間があるだろう」と思っていた時とは全然違って、高い意識が芽生えてくるはずです。


ちなみに、僕は、受験期を「序盤戦・中盤戦・終盤戦」というふうに分けて考えていて、受験生になる前の春休み(1ヵ月間)は「導入期」、試験本番2週間前くらいからを「直前期」と考えています。


もう少し詳しく言うと、3月が導入期、4~6月を序盤戦、7~9月を中盤戦、10~12月を終盤戦、1月以降を直前期としています。


導入期には、志望校を決めたり、赤本を買ったり、勉強法について学んだり、勉強習慣を付けたり、本格的に受験生になるための準備をします。


まさに、今の時期ですね。


そして、序盤~中盤(4月~9月)で「基礎・標準レベル」を仕上げ、終盤(10~12月)でさっき言った「弱点補強」や「志望校対策」、必要であれば「発展レベル」の問題を解いたりします。


大体こういうふうに捉えておくと、分かりやすいと思うので、参考にしてみて下さい。


もちろん、「基礎~発展」を一気にやったりする事もあると思うので、その辺は柔軟に考えてOKです。


それで、大事なのは、「反復」も視野に入れて全体計画を組む、という事です。


このブログ内で何回も言ってますが、「反復」は知識を習得するための極意であり、必要不可欠なものです。


参考書を1周しただけでは、絶対に知識は身に付きません。


なので、何回もやる事を前提に計画を立てる必要があります。


「これだけやらなければいけない」という絶対的な基準は無いですが、僕は「3周」というのを一つの目安としています。


ただ、これは「3回やる」という意味ではなく、1ヵ月以内に同じところを5回くらいやって、それを3周という意味です。


なので、15回くらいは同じところをやる計算です。


そうすれば、大体の知識は身に付くはずです(もちろん、足りなければもっとやる必要があります)。


そうやって、反復する事も視野に入れて、「全体計画」を立てていきます。


そんな感じで計画を立てていくと、「大体、いついつまでにこれくらいやらなきゃいけなくて、そうすると1日にはこれくらいやる必要があって・・・」というのが分かってくると思います。


そして、最終的に「このくらいのペースで走り続けなければ間に合わない」というのが割り出されるのです。


そうなると、だいぶ気持ちが引き締まるはずです。


よく「受験勉強は、マラソンに似ている」なんて事を言われたりしますが、まさにそうで、受験を走り切るコツはマラソンのそれと似ています。


マラソンを走り切るには、「次の電信柱を目標に頑張る」というのが良くて、それを積み上げる事でゴールにしっかりと辿り着けます。


受験においても、「1日のノルマ」という目の前の目標をしっかりこなす事によって、確実に実力を付けていき、志望校合格というゴールに辿り着く事ができます。


「1年間頑張ろう」ではなく、「1日1日のノルマをしっかりこなそう」という意識を持つ事で、充実した受験生活を送れるのです。


そのために、しっかりと「全体計画を立てる」という作業が必要です。


これから受験生になる人は、「いついつまでにこれだけやる」「1日にこれだけやる」というのをちゃんと明確にしてから受験勉強をするようにして下さい。


そうする事によって、行き当たりばったりの勉強を回避して、着実に志望校合格へと近づいていく事ができます。


ぜひ、今日話したような事を参考に、「全体計画」を立ててみて下さいね。



最後まで読んで頂きありがとうございました。



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