※この記事は、2014年7月~2015年10月の間に
アップされた記事に「加筆・修正」を加えたものとなっております。
僕は、受験勉強をし始めた当初、「やる気さえあれば何とかなるんだけど、そのやる気が出ないんだよなぁ~」と思っていたことがあります。
勉強するには「やる気」というエネルギーが必要であって、今はそれが十分に満たされていないから始められない、というふうに思っていたのです。
もちろん、この考え方が正しい事もあります。
しっかり睡眠を取ることだったり、誰かとのコミュニケーションによってやる気エネルギーを補充することをしていないと、勉強ができなくなる事はよくあります。
しかし、それが「言い訳」となってしまっている場合もあるのです。
つまり、「やる気が無いから、勉強出来ない」というのがただの「言い訳(ウソ)」になっている、という事です。
人間の脳は面倒臭がりで、「言い訳の天才」です。
何かにつけて、「○○だからできない」という最もらしい言い訳を考えます。
よく言われるのは、
①お金がないから、できない
②時間がないから、できない
③才能がないから、できない
という3つの言い訳です。
これらの「便利な言い訳」を駆使して、人間はやってもいない事を避けたがるのです。
そして、僕はこれに加えて、「やる気が無いから、できない」というのも非常に使い勝手のいい「言い訳」だと思っています。
だって、そう言っとけば、何となく「やる気が無いなら、しょうがないかぁ」と思えてくるじゃないですか。
しかし、それはただ単に「面倒臭いだけ」という事が多いのです。
もちろん、本当に疲れてて出来ないことはあります。
本当に、どう頑張ってもやる気が起こらない時はあります。
しかし、ほとんどの場合は、ただ面倒臭いだけなのです。
こういった「怠惰の罠」に陥ってしまわないようにするためには、「とりあえず、手を動かす」というのを1回してみる事です。
まずは、いったん走り始めてみるのです。
受験勉強をする場合は、参考書を軽くパラパラーッとめくってみたり、問題集をとりあえず解き始めてみると良いです。
そうすると、ほとんどの場合はそのまま勉強が続けられます。
その時に、「実は、勉強するためのエネルギーはしっかりと補充されていたのだ」という事に気付くのです。
人間はやり始めるまでが一番大変です。
何だかんだウダウダして、「やる気出ないな~」とか言って、なかなか始めようとしません。
あなたにも、そういう経験がありますよね?
でも、やり始めてしまえば、「さっきのウダウダは何だったんだ」というくらいに続けてしまえたりするのです。
大事なのは、波に乗るための「きっかけ」をつくるという事です。
そのためには、「深く考えず、まずは手を動かしてみる」というのがオススメなのです。
人間の脳には「作業興奮」というのがあるので、やればやるほど勉強がはかどってくるはずです。
行動しているうちに、やる気が生み出されてくるのです。
とりあえず進み始めてしまえば、止まる事の方が難しいです。
物理の授業で、「慣性の法則」ってのを習いましたよね?
一回運動を始めてしまった物体は特別な力が加わらない限り運動をし続ける、というアレです。
あの法則は、人間にも当てはまります。
一回勉強をし始めてしまったら、何か特別な事がない限りそのまま勉強し続けてしまうのです。
もちろん、特別な力(疲れていたり、勉強が分からなさ過ぎるなどの原因)があれば、止まってしまう事もあるかもしれません。
しかし、まずは走り始めてみることが大事です。
そうすれば、「やる気が無いから、できない」と思っていたのが、いかにただの「言い訳」だったかが分かると思います。
それでも出来ないという事であれば、「本当にやる気が無かったんだ」と思って対処すればいいだけです。
肉体的に疲れている事が原因だと思うなら、いったん仮眠を取るなりすればいいです。
しかし、ほとんどの場合は勉強が続けられるはずです。
「やる気出ないな~」と思ってウダウダしている時は、「とりあえず、できそうなところから手を付けてみよう」と思って、動き始めて下さい。
そうすれば、マジーンの如く無心になって勉強という作業に没頭している自分に気付くはずです。
やり始めるまでに時間がかかる人は、ぜひ、今日言ったような心がけでまずは動き出してみて下さい。
そうすれば、「今までの無駄な時間は何だったんだ」と思えるくらいスムーズに勉強できると思います。
ぜひ、実践してみて下さいね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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