「今日くらいはいっか」と思ってしまう人間心理 | 大学受験のリアルー合格したいなら、予備校に行くな!-

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"参考書で独学する"という非常識で効率的な「勉強のやり方」を徹底的に解説していきます。
また、人生全体の「生き方(人生観)」や、勉強の「本質的価値」についても伝えていきたいと思います。



※この記事は、2014年7月~2015年10月の間に

アップされた記事に「加筆・修正」を加えたものとなっております。




ちょっと前に、ある映画を観ていたら、こんな会話のやり取りがありました。



「なぁ、お前。一番良い禁煙の方法を知ってるか?」


「いや、分かりません。何ですか?」


「それはな、"今日だけはタバコを我慢しよう"って思う事だ。」


「なるほど。」


「そして、それを毎日続けるんだ。そうすれば、徐々にタバコを吸いたくなくなってくる。」



僕はこの会話を聞いた時、「おぉ、なるほど。」と思いました。


その当時は、「勉強を継続する方法」とかを自分なりに考えていた時だったので、すごく良いヒントになりました。


この映画のワンシーンは、受験勉強にも応用できる考え方について話しています。


この「今日だけは、○○しよう」というのは、何かを継続する上で、すごく重要なマインドセットです。


受験勉強をしていると、ふと、こう思う事があります。


「今日くらいはサボってもいいんじゃないか。。。」


あなたも、一回くらいは思った事があるんじゃないでしょうか?


いや、一回とは言わず、ひょっとしたら、毎日思っているかもしれません。


人間は、基本的に怠け者です。


「長期的に見たら、これをやっておいた方が良い」という事に対して、なかなかにやる気が起こりません。


偉そうに勉強ノウハウを語っている僕自身も、こういう気持ちを抱くことは普通にあります。


「今日くらいはブログを書かなくてもいいんじゃないか?」


みたいな(笑)


僕は文章を書くことが好きだし、伝えたい事がたくさんありますが、それでも「毎日の継続」というのは結構大変です。


世の中では、「やりたい事をやればいい」とか「好きな事をしよう」と耳障りの良い事が言われたりしますが、僕はそれではダメだと思ってます。


そういう考え方だと「短期的欲求」を満たす事に偏ってしまうからです。


もし、僕がこの考え方を採用すれば、確実に遊び呆けます(笑)


もちろん、文章を書いたり、勉強したりもしますが、気まぐれで思った時にしかやらなくなると思います。


そして、ほとんどの時間は労力を使わなくていい「テレビ」だったり「ゲーム」だったりに時間を費やす事になります。


なぜ、それじゃダメなのかというと、結果的に自分が苦しくなるからです。


もちろん、短期的には楽しい思います。


でも、遊び呆けてるだけだと、自分が成長しません。


そうすると、自分の人間力(「魅力」)が無くなっていって、この競争社会から淘汰されてしまうのです。


別にそれは仕事とかの話だけじゃなく、例えば、恋愛とかでもそうだと思います。


自分を磨いていない人には魅力が無いわけで、誰もそんな人の事を好きにはなりません。


前に、「ありのままでいいの~♪」という歌が流行りましたが、これは解釈を間違えてしまうと、「努力しなくていいんですよ」というメッセージに受け取ってしまいかねない危険な言葉です。


「ありのままでいい」は、「何もしなくていい」とは違います。


例えば、料理人の人が、土がついたままのジャガイモを「ありのままの姿」で出してきたら、すごく失礼じゃないですか。


「いやいや、ちゃんと洗って食べやすく調理してから、提供して下さいよ」と。


それと同じで、自分を磨く(成長させる)という事は、調理して誰かにとって食べやすくする、という事です。


そういう人にこそ、人は価値(魅力)を感じて、何かを与えてくれるようになるわけです(恋愛で言えば、告白されたり、受験で言えば、志望校に受かったり)。


つまり、自分を成長させる生き方をした方が、一時的には苦しみが伴うかもしれないけど、結果的にはそれが自分をラクにしてくれるのです。


僕が、色んな記事で「自己成長」の重要性を説いているのは、そういった理由からです。


「ラクをすればするほど苦しくなっていく。頑張れば頑張るほど、ラクになっていく。」


これは、僕が好きな言葉です。


怠けて「短期的な快楽」に走り過ぎないように、日々気を付けておく必要があります。


それで、最初の話に戻ってきますが、


「今日くらいはサボってもいいだろう」


こう感じた時は、この言葉を次のように変換して下さい。


「今日"だけ"は頑張ろう」


「明日もあるからいいや」というふうに思ってしまうから、「今日くらいはサボってもいいだろう」という考えが浮かんできてしまうのです。


これは抽象度の高い思考ができる(「過去→現在→未来」という時間の流れを考える事ができる)人間だからこそ陥ってしまう罠ですが、そういう時には「今日だけは頑張ろう」と思うようにして下さい。


「とにかく、今日だけを精一杯生きよう」


そういうふうに思って、今日という日を全力で生きるのです。


もちろん、前から言ってるように、勉強だけをやる必要は無いですよ(それは、逆にエネルギーが枯渇します)。


大事なのは、バランスです。


リラックスする時間を作りつつも、勉強する時間はそこに入り込んでやるのです。


実は、受験勉強ってなかなかに厳しい戦いなんですよ。


何が厳しいかっていうと、「終わり」が無いのです。


もちろん、期限的な終わりはありますけど、「これだけ知識を積み上げれば大丈夫」という限度が無いのです。


「持っている知識は多ければ多いほどいい」という事実があるため、できるだけ多くの知識をストックするというのが受験勉強で勝つ可能性を高める唯一の方法です。


だからこそ、厳しいのです。


終わりが無いからこそ、「手を抜きたくなってしまう瞬間」というのが訪れます。


しかし、その時に、踏ん張って下さい。


「今日"だけ"は頑張るぞ!」と思って、その一日にできる限りのことをするのです。


そういった日々の小さな積み重ねが、大きな結果の違いとなって返ってきます。


「合格通知」という最高のプレゼントを貰うべく、日々気を緩めずに勉強していって下さい。


センターまであと少しですが、最後までしっかり戦い抜けるように応援しています( ̄ー ̄)b



最後まで読んで頂きありがとうございました。



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