※この記事は、2014年7月~2015年10月の間に
アップされた記事に「加筆・修正」を加えたものとなっております。
最近、テレビを見ていたら、何度か、
この 美しく残酷な世界では~♪
みたいな歌を耳にしました。
調べてみると、どうやらこれは、アニメ『進撃の巨人』のエンディングテーマみたいですね。
僕は漫画の『進撃の巨人』は途中まで読んでいて、その中でも、巨人に喰われることを悟ったミカサというキャラが、
「この世界は残酷だ・・・そして・・・とても美しい」
というセリフを口にする場面があります。
進撃の巨人ファンなら、誰もが知っている「名シーン」ですね。
この「僕らが生きてる世界は残酷で美しいんだ」みたいな言葉って、表現は違えど小さい頃から何度か耳にしている気がします。
僕は、小さい頃はののほんと遊戯王カードとかしていたのでw、「何が残酷なん?」とピンと来なかったんですけど、大人になってようやく自分なりの解釈ができるようになってきました。
今日はちょっと、この世界の「残酷な側面」と「美しい側面」について話してみたいと思います。
実は、僕は、受験生時代に「この世界って残酷だよなー」と思った事があります。
まぁ、正確には「残酷だ」って言葉を使って考えてたわけでは無いんですけど、今思えばそういった感覚を持っていたのです。
この「残酷だよなー」というのはどういう事かと言うと、「結局、自分が何とかするしかないんだ」という意味です。
「最終的に自分を救えるのは、自分自身なんだ」
こう思った時に、「この世界は残酷だ」というふうに感じたんです。
「残酷だ」ってよりは、「厳しいなぁ」っていうのが近いかもしれません。
僕は大学受験を経験するまで、逆境にさらされた事って、そんな無かったんですよね。
でも、初めて、「このままだとヤバい!」「でも、どうしたらいいのかも分かんない。。。」みたいな状態になったのです。
一言で言えば、「真っ暗闇」です。
その時は、ぶっちゃけ、「誰か何とかしてくれぇー」と思っていました(笑)
自分ではない何者かに、自分のことを救ってもらいたかったのです。
ただし、待っていても誰かが救いの手を差し伸べてくれるわけではありません。
結局は、自分で何とかしなければならないのです。
僕は、その事を悟った時に、「この世界って残酷だな(厳しいな)」というふうに思ったのです。
人間は誰しもが、自分以外の何物かの力に期待しているところがあります。
思ってもみなかった偶然が自分に舞い降りて人生を変えてくれるとか、何もしなくても神様が自分の願いを叶えてくれると思っている節があるのです。
これは、このブログで何度も言ってる通り、人間が「怠惰な生き物」だからです。
「自分はラクをして、誰かに幸せにしてもらいたい」と心のどこかで思っているのです。
しかし、これは「他者依存マインド」であり、人生が上手くいかない人の典型的な考え方です。
「結婚したら結婚相手が自分を幸せにしてくれる」と思っている人は、結婚後に夢が壊れると思うし、「待ってれば、いつか運命の人が現れる」と思ってる人は、一生大した出会いもなく平凡な毎日を送る事になると思います。
そうではなくて、自分が「行動」によってこの世界に働きかけ、自分で自分を幸せにするしかない、という考え方を持つことで人生が上手くいきます(もちろん、誰かから幸せを与えてもらえることはありますが、それは自分が動いた後の結果的なことです)。
これが、「自己責任マインド」です。
すごく、厳しい事を言ってるように聞こえるかもしれないですが、それがこの世界の仕組みなんです。
だから、「この世界は、残酷」というわけです。
受験勉強にしても、「誰かに成績を上げてもらおう」と思っているうちは上がらないです。
「先生が悪いんだ」とか「参考書が微妙なんだ」というふうに責任転嫁していたら、一向に成績は上がらないのです。
しかし、「先生が悪いのなら、自分で動いてもっと良い人を探すぞ」とか「使いにくい参考書でも、最大限に利用してやる」みたいな考え方を持てた時こそ、成績は上がり始めるのです。
このちょっとしたマインドの違いが、勝敗を分けます。
賢い人や上手く行く人は、とことん「自分で何とかしてやる」と思っているのです。
もちろん、それは独力で何とかするというわけではなく、誰かに頼ったりもするわけですが、「誰かに何とかしてもらおう」とは微塵も思っていないのです。
「最終的には自分で何とかしますが、あなたの力を少し貸して下さい」くらいに思っています。
間違っても、自分以外の何かに自分の人生を変えてもらおう、などという他者依存的な考え方はしないのです。
「結局は、自分で何とかするしかない」
これが、この世界の残酷な真実であり、これに気付いた時からがスタートです。
そして、そう思えた時にこそ、この世界の「美しさ」に気付く事になります。
この世界には、自分を助けてくれる資源(富)が溢れていることに気付き始めるのです。
逆説的ですが、「自分で何とかしよう」と思った時に、「自分を助けてくれるもの」との出会いが起こり始めます。
「誰か何とかしてくれー」と依存的になっている時は、とことん誰も助けてくれないですが、「自分でやるしかない!」「自分自身の力で何とかしてやるんだ!」って思った時に初めて、この世界が動き出すのです。
『合格体験記』を読んでくれた方は分かると思いますが、僕自身、「何とかして、早稲田に受かってやる!」と思い始めた時から、運命の参考書やノウハウ本、早稲田志望のクラスメートとの出会いを果たしました。
身近にいた子や、誰かが書いた勉強法の本、有名な塾講師の教材など、僕は本当に色々なものに助けてもらえました。
「自分で何とかするしかないんだ」と悟った瞬間から、そう思って行動し始めた瞬間から、この世界が味方してくれるようになったのです。
この「自己責任マインド」は、上手くいくための必須のマインドセットです。
「待っていたら誰かが助けてくれるなんて、現実ではあり得ないんだ」
そう幻滅して下さい。
その瞬間から、「幻」は「滅」して、現実の世界が動き始めます。
そして、自分を助けてくれるものに溢れているこの世界の「美しさ」に気付くことになるのです。
何かを変えるための一歩一歩はとても地味なものですが、「自分自身で何とかしてやる!」と思って行動した時から、現実的な変化が起こり始めます。
そして、その積み重ねがとんでもない変化に繋がるわけです。
「自分を救えるのは自分自身」という残酷な真実を受け入れ、一歩一歩進んでいきましょう。
そうした過程の中で、この世界の「美しさ」や「不思議さ」を垣間見る事になると思います。
ぜひ、今回話した「この世界の仕組み」や「マインドセット」を心に刻んでおいて下さいね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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