【第5講】 心を切り替える技術 | 大学受験のリアルー合格したいなら、予備校に行くな!-

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"参考書で独学する"という非常識で効率的な「勉強のやり方」を徹底的に解説していきます。
また、人生全体の「生き方(人生観)」や、勉強の「本質的価値」についても伝えていきたいと思います。



※この記事は、2014年7月~2015年10月の間に

アップされた記事に「加筆・修正」を加えたものとなっております。




今日も、「本番前の心構え」シリーズ「短期集中講義」をしていきたいと思います。


今回は、このシリーズの最終講義になりますね。


と、その前に、ちょっとだけ前回の復習をしたいと思います。


前回は、「メンタルリハーサル」を使った試験前の準備について話しましたね。


メンタルリハーサルとは、「ある状況を頭の中で鮮明にイメージする」というものです。


この手法を使う事によって、事前に起こり得るハプニングを想定し対処法を考えておくことができます。


そうすれば、試験本番において「普通であれば想定外」の出来事が起こっても、「想定の範囲内だぜ!」と冷静に対処する事ができます。


まぁ、簡単に言えば「イメトレ」ですよね。


これは、かなり重要なテクニックです。


僕は、小さい頃からスポーツが好きで、サッカー、野球、バスケ、テニス、卓球・・・、遊びレベルを含めれば色んな事をしましたが、スポーツをしていると不思議な体験をすることがあります。


それは、「練習していないのに、上手くなっている」という事です。


これ、スポーツ好きの人なら経験した事あるんじゃないですかね?


スポーツをしていると、「あれ?最近、特別練習したわけじゃないけど、何か上手くなってる気がする」という感覚に襲われることがあるのです。


これはなぜかと言うと、頭の中で無意識の内にイメージトレーングをしているからです。


何かしらのスポーツにハマると、頭の中でその事について考え続けてしまう事ってないですか?


実は、それが「イメトレ」になって技術向上に繋がっているのです。


そういえば、この前テレビを観ていたら、フィギアスケートの羽生君は「普通の人が2~3年かかって習得するジャンプをたった1回で成功させた」みたいなことを言っていました(織田君談)。


その成功の秘訣が、「イメージトレーニング」だったのです。


羽生君は、移動時間とかを使って、自分がジャンプを成功させる姿をイメージしまくったそうです。


そうしたら、何と一発でできてしまったのです。


この「イメージの力」は偉大です。


頭の中という「抽象世界」で考えたことが「物理世界」にも大きな影響を与えるのです。


この事を理解して、現実世界で対策しきれない事は、頭の中でシミュレーションしておくようにしましょう。


そうする事で試験本番を安心して迎える事ができます。


ぜひ、実践してみて下さいね。



さてさて、復習が少し長めになりましたが、そろそろ本題に入っていく事にしましょう。


今回は、『心を切り替える技術』について話していきたいと思います。


人間には、「感情の波」というのがあります。


喜んだり、悲しんだり、怒ったり、時には後悔したり・・・。


はっきり言って、この「感情の波」とは一生付き合う事になると思います。


常に「ポジティブな感情」を感じている人はいないと思うし、逆にずーっとネガティブって人もいないでしょう。


人間は期待してワクワクするし、その期待通りにならなければ落ち込むものです。


プラスがあればマイナスがあるのは自然な事です。


なので、そういった「感情の波」を否定しないようにして下さい。


ただ、そういった感情の波がある事を受け入れつつも、出来る限り、ネガティブな感情の波はササッと通過していきたいものですよね。


つまり、ポジティブになったりネガティブになったりはするものの、基本的には「ポジティブベース」である、というのが、理想の状態だと思います。


そのためには、ネガティブな気持ちを切り替える方法を知っておく必要があります。


今日は、その「心を切り替える技術」について話したいと思います。


僕が重視しているのは、主に2点です。


それは


①視点(解釈)

②言葉(音)


です。


まず、「①視点」ですが、これは、出来事からポジティブな解釈を引き出す、というものです。


基本的に、ネガティブになっている時というのは、物事の「悪い側面」にしか目が言ってません(つまり、バランスが悪くなっているという事です)。


なので、意識的に「ポジティブな側面」を切り取るようにするのです。


例えば、好きな人に告白して振られたなら、「振られた原因を考えて、自分を磨くチャンスだな」とか、模試で悪い成績を取ってしまったのなら、「合格した時のネタにできるな」みたいに考えるようにするのです。


これは、別に「無理してポジティブになれ」って言ってるわけじゃなくて、「ポジティブな側面」を考えてみる、という事です。


そうすると、思考がポジティブになってきて、気持ちも段々と明るくなってくるのです。


例えば、人の悪いところばっか見ようとすると、心がすさんできて気持ちが暗くなってきますよね?


それと一緒で、どこに「視点」を置くかで気持ちが変わってくるのです。


ネガティブ感情になってる時は、視点が「悪いところ」ばかりに向けられているので、それを意識的に切り替えるようにしてみて下さい。


そうすると、気持ちの切り替えができてくると思います。


次に、「②言葉(音)」についてです。


この「言葉」の影響力っていうのはすごくて、心の状態に大きく関わってきます。


例えば単純な話で、「悪口」とか言われたら傷つくじゃないですか。


あれって、たかが「言葉」ですけど、自分にとっては大ダメージですよね?


他人から何を言われるかで、自分の心の状態は大きく変わってしまうわけです。


そして、これは他人だけでなく、自分に対しても言えることなのです。


自分に対して、「自分には無理だよ」とか「所詮、自分はこんなものだ」とか心の中で言い続けてたら、どんどん、気持ちは暗くなっていきます(無意識の内に、これをやっちゃってる人って多いと思います)。


そうではなくて、「余裕だろ」とか「デキるに決まってんだろ」とか言ってた方が、絶対に気持ちは明るくなっていきます。


例えば、歌とか聞くと、その歌詞や曲全体に励まされたりしますよね?


たかが言葉、たかが音の羅列(メロディー)ですけど、そこに人間の感情は持っていかれてしまうのです。


この性質を上手く利用していきましょう。


ネガティブな感情になっている時こそ、ポジティブになれるような言葉がけをするのです。


そうすることで、ネガティブな「感情の波」をササッと切り抜けていく事ができます。


単純なことですけど、本当に「どんな言葉を使うのか」は自分の状態に大きく影響してくるので、ぜひ、意識してみるようにして下さい。



さてさて、5回に渡って「本番前の心構え」シリーズをお送りしてきましたが、いかがだったでしょうか?


受験生の人は、もうすぐセンター試験を迎える事になると思うし、その後は私立や国公立の2次が控えています。


初めての人は、色々と不安になったり、緊張感を感じている事と思います。


でも、しっかりと準備をしておけば、必ず試験本番で力を発揮できます。


今回のシリーズの講義の内容を参考にしながら、ぜひ、万全の準備をしていって下さい。


次回から、また通常の記事を書いていきたいと思います。


それでは、また(*´ω`*)



最後まで読んで頂きありがとうございました。



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