※この記事は、2014年7月~2015年10月の間に
アップされた記事に「加筆・修正」を加えたものとなっております。
試験本番が近付いてくるにつれて、「不安」とか「心配」が大きくなってくる人って多いと思います。
今日は、「そうなった時に、どうすればいいのか?」という対処法の話をしていきたいと思います。
不安になったり心配になったりする、というのは、「頭の中で、未来のことを想像する」という時に起きる現象です。
つまり、「ネガティブな未来」というのを想像して、そこに対して「不安」とか「心配」とかいう感情が出るのです。
まず、この「未来のことを想像する」というのが大事だということについて話したいと思います。
今ここだけの事を考えるのではなく、抽象度を上げて、「過去→今→未来」という時間を俯瞰して見ることは、生きる上で重要なことです。
僕自身、「未来のための行動」と「今に流されて生きること」のバランスを重視して生きています。
短期的な快楽だけに溺れるわけでもなく、かと言って、未来のために今を犠牲にする事もしない、というスタンスで生きるのが理想的だと思っているのです。
こういった生き方をするためには、「未来のことを想像する」というのが必要になってきます。
未来のことを想像して、なりたい姿のために、今「未来への投資(勉強や経験)」をする事や、起こって欲しくないことのために、今「リスク管理」をすることは大事なことです。
つまり、未来のことを想像して、そこから今の行動を考える、というのは、生きる上で重要な思考法なのです。
これを避けて通ることはできません。
ただ、「未来を想像する」というのが、「不安」や「心配」という感情を生むことがあります。
受験のことで言えば、「ひょっとしたら、試験に受からないかもしれない」みたいにネガティブな未来を想像して、不安になったり心配したりする、という状態です。
こういった時に、大事なことは「想像した未来と現実を区別する」ということです。
想像した未来というのは、所詮、頭の中だけの「イメージ」に過ぎません。
そこに、囚われないようにすることがまず大事です。
その上で、そういったネガティブなイメージが出たときは、「そうならないためには、どうすばいい?」というふうに「今取るべき行動」を考える質問をする、という事です。
イメージの世界に入り過ぎると、そこにリアリティ(臨場感)が生まれてきて、妄想が現実を侵食していきます。
それを防ぐためには、「今、どんな行動を取ることがベストなのか?」という思考を心がけることが大切です。
望まない未来を想像したとして、僕らが出来ることって、そうならないために「今できる行動を取る」という事だけです。
大事なのは、妄想の世界に生きるのではなく、「今ココ」を生きることです。
未来の妄想に怯えたら、そうならないために、「今できる作業に没頭する」という事をして下さい。
よく、「木を見て森を見ずではいけない」という事を言いますよね?
これは、「目の前のことだけに囚われないで、もっと広い視野を持て」という意味です。
しかし、この逆も、また大事なことなのです。
つまり、「森を見て木を見ずでもいけない」という事です。
先の事とか、終わったことばかりに目を向けないで、「今ここ」を生きるのも大切なことです。
要は、バランスなのです。
森をしっかり見たあと(過去や未来を想像したあと)は、木をしっかり見る(今取るべき行動を取る)、ということが大切です。
先のこと(理想の未来、ネガティブな未来)を考えたあとは、それを実現するため、もしくはそうならないための行動を取るのみです。
僕らにできることは、それしかないのです。
「ネガティブな未来」に囚われそうになった時は、「そうならないために、今できることは?」と自分に問いかけて、今取るべき行動を取っていきましょう。
「今ここ」の作業に集中しているときは、不安とか心配の入り込む余地はないです。
変に妄想を膨らませそうになった時は、思考を切り替えて、目の前の「今できること」に没頭するようにしましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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