※この記事は、2014年7月~2015年10月の間に
アップされた記事に「加筆・修正」を加えたものとなっております。
今日は、『人間関係における「万能の盾」の作り方』というテーマで話してみたいと思います。
僕は、生きていく上で「人間関係」って、めちゃくちゃ重要だと思っています。
深く心で繋がっている人が一人でもいれば、主観的な幸福度は相当上がると思うし、かなり生きやすくなります。
逆に、人間関係が上手く行っていないと、あらゆる事に悪影響を及ぼします。
例えば、受験勉強とかだって、「やる気が出ない原因が、実は親子関係だった」とかっていうのは、あり得る話です。
他にも、「女の子は恋愛が上手く行かないと、仕事に支障が出る」ってのも耳にしたりしますよね。
あらゆる問題の根本原因を探っていくと、「結局、人間関係に問題があった」ってのは、よくある話なのです。
だからこそ、生きる上で、ちゃんと深く考えるべき(学ぶべき)テーマであると僕は思っています。
それで、今回は、「攻撃的な人」への対処法、みたいな話をしたいと思います。
生きていると、「トゲトゲしい人」っていますよね?
すぐ誰かを馬鹿にしたり、非難したりする人の事です。
何となく「敵対心」が強くて、人と張り合ったり、傷つけるような言動をしてしまう人です。
ひょっとしたら、現実世界ではそういう人が周りにいなくても、ネット上とかではそういう人を見た事がありますよね?
SNSとかの投稿に対して、やたら噛みついたり、罵声を浴びせようとする人の事です。
Youtubeのコメント欄とか見ると、たくさんそういう書き込みがあったりします。
僕は、そういうのを見る度に、「何でここまでするんだろ?」と不思議に思っていました。
もちろん、嫉妬心とか批判したい気持ちが出てくるのは分かりますよ。
僕だって人間なんで、そういう感情が無いとは言いません。
ただ、「何で、そこまで過激な事するの(言うの)?」という人が結構いたりするのです。
ちょっと前までは、そういった心理を理解できなかったのですが、最近ある一つの事に気付きました。
それは、「攻撃性のある人は、苦しんでるんだな」って事です。
誰かに対して攻撃的になってしまう人というのは、実は、「苦しいんだ」って事が分かってきたのです。
何に苦しんでるのかというと、「自尊心」が傷ついている、という状態にです。
自尊心というのは、「自分には価値がある。自分はデキる。自分は好かれている。」みたいな自己肯定感の事です。
こういったものが傷つけられている(つまり、「自分には価値が無い」とか「ダメな人間だ」と思っている)と、誰かに対する「攻撃性」が強くなってしまうのです。
なぜ、他人を攻撃するのかと言うと、「相手を非難して相手の価値を下げる事によって、自分の価値を上げようとしているから」です。
それによって、自分の「自尊心」を取り戻そうとしているのです。
攻撃的な人は、自分の事を「下」だと思っているので、自分より「上」に見える人を見つけると、その人を引きずり下ろして自分の価値を高めようとするのです。
しかし、そういったやり方だと自分の「自尊心」というのは本当には回復されません。
一時的にはストレス発散になって気持ち良いかもしれないですが、それは所詮「まやかしの気持ち良さ」です。
結局、自分は何も変わらないので、その先には「虚しさ」が待っているのです。
「自尊心」を回復するためには、そういった状態の自分と向き合って、自分を許して殻を打ち破る(成長する)必要があります。
じゃあ逆に、そういった人に出会ってしまった側の立場だとしたら、どういう行動を取るべきなのでしょうか?
現時点での僕の見解は、「感謝する」という事です。
もし、自分が攻撃の的にされてしまった時は、そこに反発するのではなく、感謝するのです。
これは別に、キレイゴトを言いたいのではなく、それが一番「お互いのため」になるからです。
もし、反発してしまったら、「無駄な争い事」を生むことになります。
この世界では、「反発は反発を生む」という法則があります。
物理学でも、「作用・反作用の法則」ってありますよね?
あれと一緒で、自分が反発してしまったら、余計に相手の力を強めてしまう事になるのです。
そうではなくて、「感謝する」ことによって、相手の自尊心を高めてあげるのが賢いやり方です。
さっき、「相手は自尊心が傷ついている」という話をしましたよね?
という事は、「自尊心」を高めてあげれば、相手を癒す事ができるのです。
具体的には、「あなたのおかげで、こういう事に気付けた(ありがたい)」という学びを伝えてあげればいいわけです。
どんな批判や非難の言葉の中にも、「学び」となるものが隠されているはずです。
そこを抽出して、それに対して感謝するのです。
自分にとってはそれが無駄に争わないための「盾」となり、相手にとっては、「癒しの衣」になります。
「ありがたい」という言葉をかける事によって、相手に「あなたには価値がある」というメッセージを伝える事ができて、それが相手が自尊心を回復する手助けになるのです。
単純に考えて、自分が非難した相手に「ありがとう」と言われたら、「何か申し訳ない事をしたなぁ」という気持ちになりますよね?
それによって、「負の連鎖」の鎖が断ち切られて、「お互いのため」になるのです。
これが、僕が思う『人間関係における「万能の盾(癒しの衣)」の作り方』です。
ぜひ、今回話したような場面に出くわしたら、実践してみて下さい。
無駄な争いを避けて、人間関係を円滑にすることができますよ。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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