自分の中にある生き生きとした何か

私の仕事は
クライアントさんお一人お一人に
ひたすらお会いすることが中心なので
カタチとしてはとてもシンプルです。

オフィスでお会いするにしろ
自宅オンラインでお会いするにしろ

お会いして、終わって
またお会いして、終わって、の繰り返しで
毎日が過ぎていきます。

とてもシンプルだ。

その上、

一人でやっていることだから

仕事仲間と連絡するなんてこともなく
混乱が起きることはほとんどない。

本当にシンプルだ。
セッションだけしていれば、ね。

なんだけど、
このところ ”それ以外” のことが
とても増えています。

公私ともに。

なんていうか、こう･･･
いくつかのプロジェクトが並行して
走っている感じ。

懐かしい感覚？笑

シナモンロールと名がつけばひとまず手を出す(笑)

懐かしい、

なんて言っておきながらナンですが

あんまりいろいろなことを
並行してやるのは好きではないです。

サラリーマン時代には
好きだの嫌いだの言っていられなかったので
なんとかやっていましたけど
（はたからみたら得意に見えていたと思う）

ひとたびスローダウンしてしまうと
あんなに ”飛ばして” 仕事をするのは

もう二度と、

一生できないだろうな、と思います。

なんであんなに
せかせかしていたんだろう？？？

我ながら不思議なくらいです。

あんなに何本もの皿回しの棒を
同時にメンテナンスするような働き方
絶対に身体にいいわけない。

身体にいいわけないものは
心にだっていいはずない。

ホント、なんだってあんなに
むきになって働いていたんだろう？？？

何かにとり憑かれていたみたいにさ。
不思議だよね。

不思議だけど
体験的には分かるところもある。

いつの間にか飲み込まれてしまう。
そういう雰囲気に染まってしまう。
なんとなくそれが善に見えてしまう。

懸命に場に貢献しようとするほど
視野が狭まって

だんだんと
”それ以外” の選択肢を失っていく。

本当はいろんな選択肢があるのにね。

そこから離れてみれば

世界は信じられないくらい

ゆっくり進んでいた･･･

なーんて感じられる場所が
見つかるかもしれない。

自分のいる場所は

世界のはじっこかもしれないけど

世界の中心かもしれないし

もしかしたら

３丁目あたりなのかもしれない。

どこにだってなりえる。

問題は
視野が狭くなっていることでも
せかせかしていることでもなく

そのことによって
幸せを感じられないこと、だよね。

視野が狭かろうと
せかせか忙しかろうと

本人が幸せで
自分の人生を有意義に生きている

と実感できているなら
そこに正しいも間違いもない。

世界の中心でも

はじっこでも

３丁目でもないのと同じだ。

どれだけいろんなものが
並行して進んでいようとも

『自分が自分である感覚』を

大事にしながら

幸せな時間を過ごしているなら

OKなんだもの。

だけど、幸せに感じられないなら･･･

それはもしかしたら

周りに合わせているからかもしれないし
常識や習慣に流されているのかもしれないし
遠慮しすぎているのかもしれないし

なんにせよ
自分の中にある生き生きとした何かを

押さえつけ
無視し
痛めつけているからかもしれない。

『自分は何をやれば幸せになれるのか？』
はなかなかすぐには浮かばなくても

『自分は幸せなのか？』
は案外すぐに分かるんじゃないかな。

少しでも

「うーん･･･」と思うなら

何かしらの

引っ掛かりがあるのかもしれない。

「私は幸せです」
というのに

「客観的に見れば幸せなほうだよなぁ･･･」
「恵まれているほうだと思う」

などと自分に言い聞かせる必要はない。

幸せでいるのに
言い訳とか説明なんて必要ないもの。

忙しくても
やること終わってなくても

幸せだと感じるなら幸せなんだし

恵まれていても
楽しそうにふるまっていても

幸せだと感じられないなら