年末のご挨拶が
増えてきましたね。
気分はまだまだ全然年末じゃないし
あと２週間もしたら
今年の営業日が終わってしまうとは
ちょっと信じられないし
それどころかクリスマスだって
あと10日もしたらきちゃうなんて
なんとも実感が湧かないけど
どうやら事実らしい。
びっくりしちゃうよね。
今年はどんな一年だっただろう。
パラパラと手帳をめくってみる。
出来事として目立つことは
そんなになかった。
毎日、毎日
お一人おひとりにお会いしてきた。
その事実が
記録として残っていました。
それは、とても地味だけれど
私にとってはとても大切で
ありがたいことなんですよね。
私の夢ともいっていいのかも。
開業するとき
「こんなふうになってたらいいな」
と夢や目標を描く。
開業してからも
何度も何度も繰り返し書いてきた。
すぐにはそうならずに
しんどいときもあったけど･･･
いつの間にかそうなってた。
目立つことは無くてよくて、
日々、自分がやりたいと思う臨床に
携われていること。
何も文句はない、というか
むしろ望んでいたことだ。
それが目の前の毎日にある。
ちょっと不思議な感じ。
冷静に振り返れば、
紙に何度も書いてきたことの
”形の部分” は案外、叶っていない。
だけど、本質の部分は
進みたい方向へ確実に進めている。
形の部分というのは
例えば、
「こういうオフィスでお迎えしたい」とか
「こういう場所で活動したい」とか
物理的な条件みたいなものたち。
そういうものは
ぜんぜん変わり映えなくて(笑)、
考え方次第では
未達成とか、進捗していない、とか
言えるのかもしれない。
それなのに、本当に叶えたい部分は
ちょっとずつ実現している。
開業したときには
先のことが全然見えていないと
思っていたけれど、
思っていた以上に
見つめているべきものは
見失わずにいたのかもしれない。
見えていなかったけれど
思ったより見えていた。
途中、心もとなかったけれど。
いまでも
一人でやっていくというのは
孤独や不安と無縁でいられる
働き方ではないし
そう思うのは変わらないけれど
それとつき合っていけるくらいの
自分にはなっているらしい。
クライアントさんの
「夢を叶える」
っていうハナシを聴いていて
そっかぁ、
私の夢ってなんだろうなぁ
なんて改めて思ったり。
『ささやかな夢』
なんて言葉があるけれど、
世間様からみた相対的なささやかさなど
関係ないんだよね。
キレイ事じゃなく、本当にそう思う。
自分の温度。
どれだけ情熱を傾けられるのか。
その温度の高さが
なにより大事だよなぁ、と思う。
夢は大きさじゃなくて
温度の高さ。
いや、温度の高い夢こそが
大切にしたい大きな夢なんだよね。
そんなふうに思ったりします。
カミヤカオリ