目標かぁ。。。
ホントはあってもなくても
いいんだろうけどな。
だけど
目標がないとは言いづらい
雰囲気はあるのかもしれない。
目標はありません！
目標をもたないことが目標です！
みたいに言い切れたら
楽だろうな、
なんて世界もありそうだ。
なんていうか、こう、、、
目標をけっこう厄介な存在だと
感じている人は
少なくないんじゃないかな。
目標はあってもいいけど
なくてもいい。
目標がなければ生きている意味がない
というつもりはない。
目標至上主義者ではない･･･つもり。
でも、つもりなだけで
案外汚染されているやもしれぬ。
自分のことこそ見えない。
そうじゃないといいな、という願い、
のほうが正確なのやもしれぬ。
コーチングなんて
やってるくらいだから。
おそろしや。
さておき。
目標というのは
目印なわけだよね。文字通り。
道しるべ。
どっちの方向に行くのか
どこに到達したら到着とするのか、
その目印。
面白い矛盾だけど、
まだたどりついていない場所に
自分で目印を立てるって
どういうことだろう？？
って思う。いや、まじめに。
いったんその場所に行って
旗を立てて
また現在地まで
手ぶらで戻ってくるんだろうか？
なんか面白いよね(笑)。
飽くまで比喩であり
物理的な移動を伴わないのだから
可能といえば可能だ。
イメージの力で
先に目標達成した気分を味わう。
細かいディテールまでイメージして
何をなすべきか自分にしみこませる。
それが ”旗を立てる” に
相当する行為である。
といっている。
確かにそう。
実際、コーチングとは
そうしたものだ。
そうやって能動的に
目印をつくる作業が
人生を豊かにすることを
多くの人が知っている。
知っているし、
証明している、
と言ってもいいかもしれない。
だけど、
目標ができるときというのは
それだけじゃないよね。
能動的に
目標をつくるだけじゃなく
気づいたら目標が生まれてた
という受動的な誕生だってあるはず。
日々のことに
誠実に向き合っていたら
いつの間にか
進むべき方向が見えてきて、
目を凝らしたらその先に
小さな旗がはためいているのが見えた。
その時、初めて
「あぁ、あれが目印か」
「あれに向かえばいいのか」
と気づく。
そういうことだってあるはず。
目標、目標、といって
汲々としてしまうくらいなら
目の前の今を過ごしながら
目標が生まれるのを待ったっていい。
必要な時をかけなければ
生まれないものが
世の中には存在するのだから。
なーんてね。
陽が落ち始めたころ
オフィスを出ました。
ひさびさに気持ちよく晴れた空に
ほんの少し明るさが残っていました。
ほんのり夕焼け色に染まって
のんびりとした秋の空。
あー･･･
空は静かでキレイだなぁ。
なんてね、見上げていたら
そんなに目標、目標って
いわなくてもいいんだよなぁ･･･
なーんてね
思ったりしました。ふふふ。
新しい一週間、
楽しい時間になりますように。
カミヤカオリ