大事なことに気づくのは
気づく準備ができたとき、だよね。
大事なことだから
最初に取り組めたらいいけれど
大事なことだからこそ
取り組める状態になっていないと
扱いきれない。
そういうこともある。
回りくどいことは抜きにして
核心部分だけ切り取れたらいいのに。
そんなふうに
ショートカットしたい気持ちが
湧き上がることもあるけれど・・・
手術をするように
”そこだけ” を切り取るわけにはいかない。
そういうこともある。
いよいよ核心部分に取り掛かるとき。
そこにくるまでの道のりでの体験が
きっといくつも役立つはず。
積み上げてきたものがあるから
核心部分を核心部分だと
気づくことができるし
どのように扱えばいいか想像がつくし
何か不測の事態が起こったときも
冷静に対処できたり
最小限の痛みでやり過ごせたり
するんだよね。
核心部分を扱っている時だけが
重要なのではなく
そこに至るまでの道のりも
ぜーーーんぶ大事な時間。
ピアノの発表会だって
サッカーの試合だって
当日だけが大事なのではなく
それまでの準備があるから当日なのだ。
今取り組んでいることの意味が
すぐには分からなくても
決して無駄にならない。
大事なことに取り組む準備をしている自分を
どうぞせっつかないようにね。
少しずつ、でも着実に
適切な速度で進んでいる自分を信じて。
”その日” は明日、
来るかもしれないのだから。
取り組んできたこと
積み重ねてきたこと
日々向き合ってきたことは
あなたを裏切らない。
私はそう思います。
カミヤカオリ