ウチの母は栄養士です。
でも、だからといって
特別な食事法的なことは何もなく
毎日の食事は子どものころから
「なんでもバランスよく食べなさい」
と言われるだけでした。
それは今でも同じ。
これが日常だったので
そんなもんかなー?という感じ。
栄養士ならでは?の
特別な何か、みたいなものは
なーんにもありません。
バランスも何もあったもんじゃない朝ごはん日記
例えば、お医者さんの健康指導?も
きっと似たようなものかもしれない。
「適度な運動、充分な睡眠、
嗜好品はほどほどに」とかなんとか。
そんなもんかぁー。
ちょっと拍子抜け、みたいな。
何か、こう・・・
「〇〇がいいですよ」とか
「××が効きますよ」とか
そういうスペシャルな何かを
私たちはつい期待してしまうのだけれど
専門にやっている人からすると
「これさえやれば」的なものは無いよ
って思うものなのかもね。
私たちは専門家から
何か専門的なすごいこと?を
聞きたいわけだけど
彼らが教えてくれるのは
すごーーーく基本的で
だけどすごーーーく大事なこと
だったりするのかもしれない。
基本的で大事なことって
「えー、そんなのつまんない」
っていいたくなるような
なんていうか、、、
「なんでもバランスよく」とか
「ほどほどに」って
何か物足りなく
地味な感じがするんだろうね。
特別感がないじゃん?
当たり前すぎて。
でも本当は
「えー、そんなのつまんない」
っていうことの中に
とても大事なことが詰まっている・・・
んだよね、ほんとは。
頭では分かっていても
実感できていないだけなのかもね。
誰でも知っている
「なんでもバランスよく」
「なんでもほどほどに」
に並ぶ他の分野の「当たり前」な何かは
身近なだけに軽視しがちだけれど
本当はもっと大切にされても
いいのかもしれないな、
なんてふと思ったり。
スルーしてしまいがちな
身近でつまんなくてフツウすぎる何か。
自分の周りには
どんな「当たり前」があるだろう。
つまんなくて
地味で
なんの目新しさもないけれど
大事な何か。
何があるだろう。
ちょっと立ち止まってみようかな。
カミヤカオリ