今日はよく動きました。
一日の疲れでややぐったり･･･。
よく頑張りました。
土曜日、みなさんは
いかがお過ごしでしたか？
ひさびさにお気に入りのパン屋さんへ
クロッカンめちゃうま大好き(笑)。
重めブラックと相性ばっちりでした☆
ちょっと間があきました。
窓枠の話をしたのでしたね。
ここにいていいのだ
ここは安全だ
この世界は信頼できる
人生は生きるに値する
・
・
・
こんなふうに思える状態であること。
誰にとっても必要です。
言葉にせずとも
明確に自覚せずとも
ばくぜんと明日が来ると思っているし
人生はまだ続くと感じられる。
程度の差こそあれ
そんなふうに思っているはず。
そう思えない時は･･･
何かがあった時なのだろうと思います。
”何か” とは
日々のちょっとした、
でも慢性的な苛立ち事かもしれないし
人生を狂わすような
事故や犯罪かもしれないし
自分でも気づかないほど小さな
無数の傷つき体験かもしれない。
ストレスとか
トラウマとか
喪失とか
チャレンジとか
逆境体験とか
呼び名はさまざまあれど
いろいろな強度
いろいろな頻度
いろいろな種類
の刺激が日々絶えず
心の負担になっていますよね。
できればあまり刺激に左右されずに
過ごせたらいいなぁ、と
思う人も多いだろうと思います。
私も思います。
生きている以上
イラっときたり
悲しんだり
不安になったりはなくならないけど･･･
一方で
「なんでこんなにすぐに
感情が揺れるのだろう」
なんて思うことも
きっとあると思います。
それね、もしかしたら、
”窓枠” の幅が関わっているかも･･･
しれないんですよね。
ここでいう ”窓枠” とは
『ちょうどいい覚醒状態』の幅でしたね。
この幅の広い・狭いが
感情の揺れに関係しているとしたら･･･
ちょっとずつでも
拡げていけたらいいな、って
思いますよね。
生れ落ちて今日まで、
さまざまないきさつあって
”今現在の自分専用の窓枠” がある
と仮定します。
その窓枠の幅は
昨日・今日、決まったのではなく
おそらく生れ落ちて以来
ホンのちょっとずつ
築き上げられてきたはずです。
幅が広い人もいれば
それほど広くない人もいる。
生きてきた歴史がさまざまですから
幅もそれぞれだろうと思います。
幅もさることながら
幅にとどまる力とか
はみ出たときに戻る力とか
そんなことも含め
自分の窓枠と長く付き合ってきた（いる）
のですよね。
自分専用の
自分だけの
自分仕様の窓枠です。
長くかけて築いてきたものだから
それなりに強固だったりしますが
ちょっとずつ
本当にちょっとずつでも
変えていくことも･･･可能！！
と言われています。
窓枠も日々の変化に
適応しようとしているのですね。
筋トレを一日頑張っても
ムキムキ？にはならないですが
毎日さぼらずに続ければ
身体は応えてくれるはずです。
それと同じように
神経系も･･･日々のトレーニングで
信号の伝達傾向を変化させることができる･･･
そんなふうに言われているのですね。
神経可塑性（しんけいかそせい）
なんて呼ばれています。
性格だから、って
諦めないでほしいと願う理由は
ここにあります。
窓枠は幅を広げることができる。
窓枠が広がれば
心理的な負荷に出合ったときの
反応のしやすさや大きさも
ゆるやかになっていく。
一朝一夕には
いかないかもしれないけど
筋肉のように
神経も努力に応えてくれるはず。
これって希望だ。
アタマで分かっていても
感情的に受け入れきれない、
なんてときに強制的に
気合や精神論で考え方をねじ伏せたり･･･
「そう感じられない私はダメだ」
と無理やり思い込もうとしたり･･･
なんていう方法よりは
一人ひとりに優しいんじゃないかな
と思います。
苦しかったり
無理やりだったりするのって
続かないです。
だってツライもん(笑)。
ツライのって誰でも嫌です。
私も嫌です(笑)。
カウンセリングを求めて来る人は
すでにツライ思いを抱えている場合が
ほとんどです。
ツライ、ではなく
なんとなく生きづらい、
なんとなく何か違う、
のような場合もあるかもしれません。
いずれにしろ
ツライときにツライ修行って
無理ですよね。
一時的と分かっていても
その一時が持ちこたえられない
そんなことだってある。
その上
「耐えられない自分は甘い」
「逃げる自分はダメだ」
なんて更なるプレッシャーなんて･･･
ラクになるために来てるのに
なんだか訳が分からないことに
なってますよね。
心理士としてそれは本意ではない。。。
だから、
できるだけカウンセリングでは
取り組みやすい幅で
負荷がかかり過ぎない、
でも、変化は起こるギリギリの量
を一緒に見極めながら
取り組んでいけたらと思うのです。
カウンセリングに来るのが楽しい
というと語弊があるようですが
ある意味、楽しい、と表現しても
差し支えないような時間を過ごす方も
けっこういらっしゃいます。
一緒に大笑いすることもあります(笑)。
気休めやごまかしの笑いは避けたいし
笑いの有無は本質ではないけれど
来るたびに
一歩でも半歩でも手応えを感じられる
そういう時間にできたらいいなぁ
と思っています。
まだ土曜日は残ってる。
もうちょっと楽しめそうかな。
どうぞいい夜を。
カミヤカオリ