日常生活を守りながら取り組める課題の量を測る窓 | ひとしずくの純金

ひとしずくの純金

たったひとつのわたしの生き方を見つける旅

 

ぽかぽかと暖かい一日でした。

こういう日は
のんびりお散歩でもできたら
気分が良かったでしょうね。

叶った人はいるかな。
ラッキーでした。

私を含め叶わなかったお仲間さん、
またのチャンスまでのお楽しみですな。









さてと。
昨日の続き下矢印を書きます。

 


この記事の中で
こんなことを書きました。

=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=
テンションが上がり過ぎたり
下がり過ぎたりしたときは

身体から送られてくる
安心感や安定感を取り戻す。

神経をなだめるように
身体を落ち着かせてみる。
=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=


これね、何の話をしているか
勘の良い方はお気づきかと思います。

自律神経のお話ですね。



テンションが上がるとき
→ 交感神経優位

テンションが下がるとき
→ 副交感神経優位

ざっくりこんなイメージです。

アクセルとブレーキで
喩えられることも多いですよね。



言い換えれば覚醒の程度なのですが、

覚醒が過ぎれば過覚醒
不十分であれば低覚醒

などと呼ばれます。

もうちょっと丁寧にみると
迷走神経がキーになるのですが

ひとまず ”ざっくり” な捉え方で

話を進めようと思います。

「テンションの中間」つまり
「過覚醒と低覚醒の中間」ですね。

上がり下がりで困っている場合に
ヒントになればいいな、と思います。



明るいとか
はきはきしているとか
行動が速いとか

とかく交感神経優位な人が
評価されがちな忙しい現代ですが・・・

対人関係をよく保ち
創造性や柔軟性を発揮したり
出来事を正確に知覚し状況判断したり
自分の力を適正に信じたり

と安定した心理状態でいるには
覚醒状態は高すぎず低すぎず
”中間程度” で留まっていること

これがちょうどいい
とされています。



テンションが高すぎれば
勢いつきすぎるでしょうし

低すぎれば
やればできることなのに行動できない。

といったことが起こりますよね。

低い方はご自身でも
”問題視” しがちですし

なんとかせねば、
と思うことも多いですが

高いほうは問題になりにくい。

むしろ、
うらやましがられるケースもあったりで
一筋縄ではいかない現実も。

ですが、高ければいい、
というものではないわけです。



となると、
上がり下がりは仕方ないとしても

ちょうどいい覚醒状態に
いかに留まるか

が焦点になりますよね。



ちょうどいい覚醒状態に(を)

・知っている、馴染んでいる
・留まっているかどうか気づく
・はみ出そうなときにいかに留まるか
・はみ出たときにどう戻るか
・ちょうどいい幅を広げるには

こんなことが
日々の対人関係をはじめとする
さまざまなストレスに対処する
ポイントになってくるわけです。

もちろん、
日常のストレスだけでなく
トラウマに向き合うときにも
下準備として大切になります。



この『ちょうどいい覚醒状態』を
”窓枠” で考えてみると
イメージが湧くでしょうか。

そもそも窓枠に収まっているときは
どんな状態かな、とか

あ、いま窓枠からはみ出たな、とか

はみ出たから窓枠内に収まろう、とか

もうちょっと窓枠が大きかったら
いろんな景色がラクに見えるだろうな、とか。



自分なりに

『窓枠の中に収まっている体験』

 

を自覚し、積み重ねていくと
窓枠の中に一層収まりやすくなる。

いま窓枠が小さくても
少しずつ大きくしていける。

すぐにはみ出てしまっても
だんだん留まっていられるようになる。

こんなことが起こるわけです。

 

 


そして、
窓枠に留まる感覚が育ってきたら
ちょっとだけ自分の課題に向き合う。

辛くなったり不快になったりのときは
窓枠の外に出ているときかもしれない。

 

そんなふうに気づいていく。

気づけたら
課題に取り組むのは一休み。

一呼吸おいて
窓枠の中に戻ってくるのを優先します。

そうやって何度も繰り返し

ちょっとずつ課題に取り組む。

回復の道のりは

丁寧にちょっとずつ、でも着実に

がいいなぁ、と思います。

 



無理に ”向き合う” のが
いいのでも、勇気があるのでもなく

辛くなりすぎずに取り組める量や範囲を
慎重に見極めて

日常生活もちゃんと送りながら
取り組んでいくことを
大切にしてほしいな

なんて思います。



日常生活が崩れてしまうのって
本当にツライと思います。

 

自信を失ったり

自分を責めたり

なにより生活が困窮したり。

日常生活を快適に送るための

カウンセリングのはずが

本末転倒になってしまう。

 

それはクライアントもカウンセラーも

望んでいないのに。。。

 

 


日常生活を守りながら
取り組める課題の量って
思いの外、少しずつだったりします。

 

あまりに少しでがっかりすることも

あるかもしれないけれど・・・

焦らずにちょっとずつ
諦めずにちょっとずつ

取り組めたらいいなぁ、と思います。



よし、水曜日も終わり。
週も後半に入る人も多いかな。

今日も一日お疲れ様でした。

 

 

 

カミヤカオリ

 

 

 

ウインク【受付中】の勉強会&ワークショップはこれ

→ (4/29PM)『第6回プロコーチが集まる会』お申込受付中!

→ (随時受付中)『プロコーチ向け事例検討会』お申込受付中!

→ (5月以降)『GCS青山渋谷校拠点ゼミナール』日程調整中!

 

 

ニコニコカミヤってどんな人?
→ プロフィールはコチラからどうぞ

→ アトリエ南風『はじめての方へ

 

 

キョロキョロコーチング/カウンセリングが気になる☆
→ 詳細・お問合せ・お申込みはコチラからどうぞ

 

 

ウインク思い立ったときにスグ予約!前日18:00まで受付☆

→ メニューとご料金一覧はコチラからどうぞ

 

 

ニコニコプロコーチのケース立て直しを臨床心理士が後方支援!

→ 〈対人支援の専門家向け〉コンサルテーションサービス

 

 

ショボーン大切な人の様子がいつもと違う・・・ご家族やご友人のご相談お受けしています

→ コチラより初回カウンセリングとしてお申込みください