つき合いにくい感情と仲良くなる初めの一歩 | ひとしずくの純金

ひとしずくの純金

たったひとつのわたしの生き方を見つける旅

 

月曜日お疲れ様でした。

新しい一週間が始まった人も
きっと多いですよね。



新年度が始まり、
今週が始まり、

今日は新月、
お月様も新しい始まり。

真っ暗な今日から少しずつ太って
いずれまんまるの満月になります。



ちょっとずつ
ちょっとずつ

毎日、ほんの少しの変化が
やがて大きな変化になる。

何かちょっとずつ取り組んでいることが
あるでしょうか。

自分で気づかないだけで
ちゃんと変化しているはず。

続けられるとよいですね。









さて、いつだかの続き。

 

 

 

 


手に負えない感情と
どうやって仲良くなろうか。

そもそも
感情と仲良くなるってどういうことか。

そして、
感情と仲良くないとき、って
どういうことか。

その辺りからいってみようと思います。



まず、仲良くないときから。

感情的になりたくない
感情に振り回されたくない
感情に飲み込まれるのが怖い・・・

そんなときって
あまり仲良くないときですよね。

自分の感情に手を焼いてしまうときって
どんなときでしょうか。

ネガティブな感情が湧き上がるとき?

確かに。

ネガティブな感情は
居心地が悪く不快です。



不快なだけでなく、

・余計な一言を言ったり
・冷静な判断ができなかったり
・後悔するような行動をとったり

しちゃうのが困ってしまうところ。

行き過ぎれば
日常生活に支障が出ますものね。



そんな時、後で考えれば

「あんなに声を荒げることなかったな」
「なんであんなに落ち込んだんだろう」
「そもそも怖がる理由ってないよね」

と ”アタマでは” 分かるのです。

もしくは、
自分ではなく、他の誰か・・・

例えば、同僚が似たような状況に
置かれていたとしたら

「何にイライラしているんだろう?」
と不思議に思ったり

「そんなに落ち込むほどのミスじゃないよ」
と励ましたり

「怖がらなくても大丈夫だよ」
と勇気づけたり

と、うまく対処できたり
親切にかかわったりできると思うのです。



なのに、自分だとできない。
見えなくなってしまう。

アタマでは分かるけど
感情的に納得できない、そうは思えない

ということが起こる。

自分じゃなければ分かるし、できるのに
自分だと飲み込まれるし、できなくなる。

これは不思議ですよね。



どうしてか(理由とか原因)、
の部分は気になるところだと思いますが
今はちょっと横に置いておいて

何が起こっているかを
考えてみようと思います。



自分じゃなければ
親切にできる、冷静に対処できる。

この状況が伝えているのは
自分と他者が ”別の存在” ということです。

自分でない別のものとは距離ができます。
距離ができればよく見える。

そういうことが
起こっているのだと思います。



これは感情うんぬんだけでなく
何にでも起こりますよね。

一体化してしまうと見えないけれど
ちょっとでも距離ができれば
そこに ”余白” が生まれる。

一体化していたものに
余白が生まれると ”対象物” になります。

自分自身から切り離され
”自分のもの” ではなくなるのですね。

自分のものでない何か、は
ある意味、責任がなく冷静に
関われるのかもしれません。



この責任から解放される距離感
仲良くなることに関わります。

例えば、お友だちとのつき合いで
考えてみましょう。

誰かと友人関係を築くとき
何に気をつけてつき合いますか?

人それぞれいろいろあると思います。

約束を守るとか
嘘をつかないとか。



そういういろいろある中で

・本人の意思を尊重する
・価値観の違いを認める
・自由を侵害しない

なんてことも挙げられるでしょう。

これらは基本的に
個と個が別の存在である、の
認識に基づいて初めて成立します。



逆に言えば

何をどう決めるかの意思決定も
何をどう大切にするかの価値観も
いつどこでどう過ごすかの自由も

ご本人の責任に任せる
ご本人が責任を果たせると信じる

そういうことだと思います。

相手の責任を肩代わりせず
個として尊重できるよう

あえて一定の距離を保つ。

そんなイメージです。



さて、この話。

 

感情の話から脱線したようですが、
伝えたかったのは

一見、逆説的であっても
誰かといい関係を築くには
相手の責任を背負わずに済む距離が必要

と言いたくて書いてみました。
いかがでしょうか。



で。

これを感情に置き換えて
考えてみたいのです。

『自分の中に湧き上がる不合理な感情』
この子とちょっと距離をとる。

イライラでも
不安でも
どんよりでも
尻込みでも

アタマでは分かるけれど
どういうわけかこんなふうに感じてしまう

という感情が湧き上がってきたら

友人関係を築く相手のように
『イライラした気持ち』と『自分』を
別の存在として距離をとってみる。

それが
仲良くなるための第一歩です。



この(今は)嫌な相手とおぼしき感情を
いずれ仲良くなる友人なのだ、

と存在を別々に認識するところから
スタートです。



こんなんで
本当に仲良くなれるのか・・・?

とすっきりしない感じが
まだまだあると思いますが・・・。

感情=自分
と思い込み過ぎないこと。

別々なものとして
自分そのものになっちゃわない。

何はともあれここがスタート地点で

あることに変わりありません。



失恋してもお腹がすく、とか
失敗してもお笑い観て笑える、とか

人には相反する気持ちを
同居させることができます。

それはどちらも本当の自分です。



だから、
落ち込んだ気持ちになったら

「凹んでる自分もいるけど
 案外、大丈夫な自分もいる」

くらいの距離感でいたいのです。



まずは、
「アタマでは分かるけど
 感情的に割り切れない」

という状況に飲まれそうになったら

「あ、”余白” が無くなっているな」
「感情と一体化しているな」

と気づくだけでOKです。



気づいたからといって
急にラクになったりはしなくても
次へ進むための下準備になります。

無理矢理「そう考える」ような違和感が
最初はあるかもしれませんが大丈夫。

アタマで納得させて理屈でねじ伏せて
「私はOKだと思わなくてはいけない」

ではなく

自然と心から「私はOKだ」と
感じられるようになる

そっちがゴールなので
ちょっとずつ練習して行きましょうね。



これに慣れてきたら

”別の存在” としての感情

とどうやってつき合っていくのか。

に進んでいきましょう。
また様子見ながら書きますね。

 

 

 

必ずしも続き、

って訳じゃないのですが、

関連記事をいくつか。

 

 

下矢印前回の話

 

 

 

下矢印前々回の話

 

 

 

下矢印前前々回の話

 

 

 

 

カミヤカオリ

 

 

 

ウインク【受付中】の勉強会&ワークショップはこれ

→ (随時受付中)『プロコーチ向け事例検討会』お申込受付中!

→ (5月以降)『GCS青山渋谷校拠点ゼミナール』日程調整中!

 

 

ニコニコカミヤってどんな人?
→ プロフィールはコチラからどうぞ

→ アトリエ南風『はじめての方へ

 

 

キョロキョロコーチング/カウンセリングが気になる☆
→ 詳細・お問合せ・お申込みはコチラからどうぞ

 

 

ウインク思い立ったときにスグ予約!前日18:00まで受付☆

→ メニューとご料金一覧はコチラからどうぞ

 

 

ニコニコプロコーチのケース立て直しを臨床心理士が後方支援!

→ 〈対人支援の専門家向け〉コンサルテーションサービス

 

 

ショボーン大切な人の様子がいつもと違う・・・ご家族やご友人のご相談お受けしています

→ コチラより初回カウンセリングとしてお申込みください