練習は裏切らない、っていうけれど | ひとしずくの純金

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たったひとつのわたしの生き方を見つける旅

 

練習は裏切らない。
 
ふっと
こんな言葉が浮かびました。
 
なんでしょうね。
自分励ましワードでしょうか(笑)。
 
 

練習は裏切らない。
 
この言葉が浮かんだとき
思い出したのは
高校3年生のころのことでした。
 
高校3年生といえば
デザイン系の大学受験に備えて
 
毎日毎日
デッサンの練習をしていました。
 
試験にデッサンがあったんですね。
 
 

毎日毎日
鉛筆デッサンを続けると
 
モノが
目に入るモノが
すべて白黒に見えてくる。
 
本当なのよ(笑)。
 
 
 
正確にいうと
影を見るようになる、というか。
 
モノを紙の上に鉛筆で表現する、
を突き詰めると
モノの影を写し取ること
 
なのだよね。
 
 
 
色じゃないんだよね。
影なんだよ。
 
白黒の写真を撮ったときの世界。
 
これがイメージに近い。
 
 
 
もちろん、
そこに ”表現” があるから
違いはあるのだけど、
 
モノをモノたらしめて
 
形や質感を
伝えてくるのは影、ということ。
 
そこは同じなのよね。
 
 

だから、
デッサンばっかりやって
 
とにかく描けるようになりたいって
生活するようになると
 
目に入ってくるモノの陰影が
気になってしょうがなくなる。
 
 

『あぁ、そうか、
 こういう質感のモノは
 こういう影の作り方をするのか』
 
こんなことばっか考えてるからね(笑)。 
 
モノが白黒になってくる、
というのは
そういうことなのだ。
 
 
 
それが ”進行” すると、
面の上に線が見える、という
 
新たな ”症状” も
現れるから困ったもんだ(笑)。
 
 

だけど、あの時期は
一つのことに打ち込んで
 
ある意味では青春だったのだなぁ、
と思います。
 
あんなふうに集中できたのは
いい体験だったんだよな。
 
 
 
当時は当時なりに
その時の精一杯をやった。
 
練習は裏切らない。
 
そのころはそんなふうに
思わなかったけれど、
 
今だったら
そんなふうに声をかけてあげたいな、
と思います。
 
 
 
 
今日は はちみつレモン にしました
 
 
 
この『裏切らない』ね。
 
受験がうまくいかなかったら
裏切られたことになるのだろうか?
 
私は違うと思うんです。
思いたい。
 
 
 
いやいや、
練習は裏切らないというけれど、
 
受験やら、
何かのテストやら、
 
思う結果が得られないことって
世の中にはたくさんあるじゃないか。
 
 
 
はい。
そう思います。
 
練習さえすれば
全員がメジャーリーガーに
なれるわけではない。
 
その通り。
 
それでも、やっぱり
練習は裏切らない、と思いたい。
 
 
 
私は・・・
『練習が裏切らない』とは
 
外の評価ではなく、 
自分を裏切らない、
 
ってことだと思うんです。
 
 
 
自分の力を最大限まで引き出す、
そのために練習をする。
 
まだ知らない
未知の自分を引きだすために
練習を重ねる。
 
時間がかかったとしても
自分の上限まで力を出せるように
練習を重ねる。
 
備わった能力を
眠ったままにしないために
練習を重ねる。
 
それが
『練習は裏切らない』
の意味だと思うんですよね。
 
 
 
誰か、外の人の据えた
ルールとか価値観とか評価とか。
 
そういうものは
その人やら基準次第の面があって、
 
不確かだし、
コントロールできない要素が入る。
 
 

そこを
裏切る・裏切らない
の視点でディスカッションするのは
そもそもナンセンセンス。
 
期待に添うとは
限らないものなんだもの。
 
 

そうではなく、
 
自分の力を磨くための練習
だとしたら。
 
自分の能力を
最大限に引き出すための練習
だとしたら。
 
それは続ける限り
裏切らないだろう。
 
 
 
そうやって
自分史上最高のところを
目指して練習し続けた結果として、
 
試験に合格したとか、
目指していた成果が得られたとか、
 
がついてくる。
いわば副産物のように。
 
 

『練習は裏切らない』
を考えるとき、
 
そういう順番じゃないかなぁ、
と私は思うのです。
 
自分の精一杯を引きだす。
そのための練習。
 
そういう世界があっても
いいじゃないか、と。
 
 
 
確かに結果はほしい。
正直なところです。
 
だけど、
誰かと比べて上手になるとか
試験に受かるために勉強するとか。
 
そういうのが
苦しいのも知っている。
 
モチベーションが
続きにくいのも
きっと、うすうす気づいている。
 
 
 
私は幸いにしてデザインの大学に
進むことができたのに
 
合格してクラスメイトの
実力を目の当りにして
 
あっという間に
デッサンを辞めてしまいました。
 
あの人たちには敵わない、
って勝手に決めつけて。
 
 
 
あの時、もし、
自分のために練習していたら。
 
誰かと比較して
うまくなったとか、そうでないとか
考えていなかったら。
 
自分の力を引き出すほどの
練習はしなかった。
 
練習を続ける前に
続ける気力を失ってしまった。
 
誰かに勝つための練習ではなく
 
自分の中に眠る力を
引き出すための練習だ、
 
って知っていたら。
 
 
 
自分の中にある能力が
眠ったままで発揮されず
 
日の目を見るのを
待たせたままにしているなんて
 
その能力が
可哀想じゃないか。
 
表に出してあげないと。
 
隠したままなんて
もったいないじゃないか。
 
何が隠れてて
どんなにか遠くに
行けるかもしれないのに。
 
 

その探索こそが
ワクワクの源だったなら。
 
練習を重ねるごとに
新しい自分に出会えたなら。
 
それこそ
幸せな人生だろうなぁ。
 
誰のためでもない
自分のための毎日だ。
 
 

そんなことがね、
ふと浮かんだんです。
 

練習は裏切らない。

 

自分のためにする限り

練習って裏切らない。

 

私はそう思います。

 

 

 

カミヤカオリ

 

 

 

 

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