秘密を守るだけじゃない個室の意味 | ひとしずくの純金

ひとしずくの純金

たったひとつのわたしの生き方を見つける旅

 

 

なぜカウンセリングは
個室で行われるのか・・・。
 
理由もさまざま
考え方もさまざま
 
あるとは思いますが・・・
 
今日は
”クライアントを抱える箱”
としての場を考えたいと思います。
 


 
「プライバシーを守るためでしょ?」
 
とは多くの人が
思いつくポイントだと思います。
 
しかし、
それ以外にも大切な
役割が ”個室” にはあります。
 
それは
安心と安全を担保する
 
非日常の入れ物
 
という役割です。
 


 

 

 

 

 

 


クライアントとカウンセラーは
人工的な人間関係ですが
 
その価値の一つは
日常を共有しない点にあります。
 
普段の生活圏で
会わない人。
 
利害関係はもちろん、
日常生活の中に登場しない、
 
将来的には
”卒業” して会わなくなる人。
 
そういう人が相手だから
話せること、というのが
あるわけです。
 


 
そして、
その話をする場は
 
閉じられた空間であることが
ぜひとも必要なのだと思います。
 
この話をするとき、私は
 
王様の耳はロバの耳!
 
と秘密を叫んだ
理髪店の店主を思い出します。
 
 


茫洋とした海や
しんしんと深い森ではなく
 
深い穴に向かって叫ぶ。
 
誰も聞いていないなら
広い海でも、深い森でも
よかったはずなのだけれど、
 
閉じられた空間を選んだ。
  
 


それは、
秘密を一緒に抱えてほしい
 
という想いが
働いていたのではないかなぁ、
 
などと思います。
 
 
 

開かれた空間は
誰かに伝えたい思いのたけを
大きく叫ぶのに合っている。
 
そんな気がします。
 
「青春のバカヤロー!」
とか?笑 
 
 

 

だけど、
誰かに伝えることより
 
自分を見つめることが
主眼にあるとき、
 
思いを吐き出すとき


その想いを受け止める

何かがほしい。
 


 
”箱” でも、”壺” でも
なんでもいいのですが
 
”入れ物” に語り掛け
そっと置いて帰る。
 

吐き出して

どこかになくなってしまうのではなく

 

いつかまた

自分のものとして一つに戻る

 

そこも含みおいて

一時的に置いて帰る。

 

それが
安心感につながるような
気がしています。
 
 


クライアントが
カウンセリングで自分を語るとき
 
それは一時的にせよ無防備な
気持ちになるかもしれませんし
 
心もとない感じを
伴うかもしれません。
 
 


そういうとき、
人は何かに守られたい、
 
何かに包まれて
安全を感じたい、
 
と感じるのではないでしょうか。
 


 
それが
 
いつもの個室
いつものカウンセラー
 
という ”抱える箱” や ”抱える人”
なのだと思います。
 
 


秘密を守る、

だけではない個室の意味。
 
そんなことも考えながら
お部屋をご用意しています。
 
いつかご一緒できますように。
 
お待ちしていますね。
 

 

 

 

カミヤカオリ

 

 

 

ウインク【受付中】の勉強会&ワークショップはこれ

→ (7月以降随時)『プロコーチ向け事例検討会』お申込み受付中!

→ (6~8月開催)『GCS青山校特別講座』お申込み受付中!

→ (8~9月)『プロコーチが集まる会(第4回)』はただいま準備中です 

 

 

ニコニコカミヤってどんな人?
→ プロフィールはコチラからどうぞ

→ アトリエ南風『はじめての方へ

 

 

キョロキョロコーチング/カウンセリングが気になる☆
→ 詳細・お問合せ・お申込みはコチラからどうぞ

 

 

ウインク思い立ったときにスグ予約!前日18:00まで受付☆

→ メニューとご料金一覧はコチラからどうぞ

 

 

ニコニコプロコーチのケース立て直しを臨床心理士が後方支援!

→ 〈対人支援の専門家向け〉コンサルテーションサービス

 

 

ショボーン大切な人の様子がいつもと違う・・・ご家族やご友人のご相談お受けしています

→ コチラより初回カウンセリングとしてお申込みください