次のセッションまでに宿題ってやったほうがいいですか? | ひとしずくの純金

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たったひとつのわたしの生き方を見つける旅

 

 

宿題をやったほうがいいですか?
 
コーチングやカウンセリングを
これから受け始めよう、
 
という方から
ご質問いただきます。
 
 

セッションとセッションの間に
何かできることがあれば
やってみたい。
 
せっかくやるなら
効果的な時間にしたい。
 
思いますよね。
 
 

で、それに対する
私の答えですが・・・
 
『どっちでもいいですよ』
 
とお話することが
多いでしょうか。

やりたい、と思えば
やればいいし、
 
やらないでおこう、と思えば
やらなくていい。
 
一応、お答えの基本は
このようになります。
 
 

ですが、
あえてどっち?というなら
 
『やらない』を
オススメすることが多いです。
 
それは
頑張る傾向のある人が
多いからです。
 
 

『頑張る』
にはいろいろ含まれますが、
 
きっちりやりたい
失敗したくない
効率よくやりたい
 
なんて考えがちの方は
含まれそうです。

 
 
他にも
 
迷惑をかけないように
足手まといにならないように
注意されないように
 
なんて他者に合わせがちで
自分を後回しな人も含まれます。
 
 

それから、
 
筋道をしっかり立てたい
理屈が通っているのが好き
段取りをきちんとしたい
 
といった、
なんでしょう、
 
遊びというか
余白というか
偶然の入る余地というか
 
そういったものを排除して
一部の隙もなく計画したい
 
なんて方も
頑張りがちなので、
 
そういう方も
含めようと思います。
 
 

ざっと思いつくところを
挙げましたが
 
もっとよく点検すれば
さらに出てくると思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
ここまで
私が思う『頑張る』像を
ご覧いただくと、
 
なぜ『宿題』を
あまりオススメしないか
 
なんとなくイメージがわく方も
いらっしゃるかもしれません。
 
 

そうなんです、
 
せっかくの場なので
いつもと違う
 
「流れに任せる」
 
なんて体験も
取り入れてほしいなぁ、
 
との想いがあるのです。
 
 

コーチングのセッションも
カウンセリングのセッションも
 
いわば生もので
 
その時、その瞬間になって
初めて何が出てくるか
 
が分かります。
 
 

と、いうより、
 
その時、その瞬間に
出てくるものにフォーカスする
 
その時、その瞬間に
出てくるものを大切にする
 
というのはむしろ
とても重要な視点です。
 
 

「流れに身を任せる」
とは
 
その場に
起こってくることに集中し
 
こころも身体もつかって
体験しきること
 
ができて初めて
成立するのだと思います。
 
 

必ずしも言い切れませんが、
これまでの人生で
 
その場、その瞬間を
ないがしろにし続けてきた
 
その生き方そのものこそが
 
今の”困り事”の
遠因になっていることも
少なくない
 
と考えています。
 
 

その場、その瞬間の
自分の体験が
ないがしろにされてきた
 
その積り積もった
”自分を置き去りにした時間”が
 
今になって
自分を見失い苦しめている。
 
そんなふうに
考えることはできないでしょうか?
 
 

宿題をやった上で
セッションに臨むのは
 
確かに
効率の良い面があるのですが、
 
ちょっと意地悪な
表現するなら
 
その場、その瞬間の
生の体験からの逃げ
 
を容易にするツールにも
なるのですね。
 
 

目の前に宿題という
話すべきことがあれば
 
いま、生身の自分が
ライブで感じていることに
目を向けなくて済みます。
 
それは
普段から慣れ親しんだ
 
”頑張る”
 
という行為に
とてもよく似ています。
 
頑張ることによって
自分の外側に集中し
 
内側で何が起こっているか
目を向けなくて済むのです。
 
 

外側(例えば、宿題)に
集中し続けることによって
 
ある種の”逃げ”が
うててしまう。
 
言わんとしているところが
伝わるとよいなぁ
 
と思います。
 
 

というわけで
宿題の功罪?を思うとき
 
やらないほうが
どうやら良さそうだな~
 
と思うときには
 
まぁ、やらなくても
いいんじゃないですか?
 
なんてお伝えしています。
 
 

もちろん、
どうしても阻止するものでも
ありません(笑)。
 
 

流れに身を任せる
とは
 
ある意味とても怖いこと
だと思います。
 
いわば
コントロールを失うような不安
を覚えることになるかもしれませんし。
 
 

しかし、人生には
 
”時が満ちる”
 
ことでしか前進しない物事
があることもまた一面です。
 
何もかもを
自分のタイミングで
制御することはできません。
 
 

その不安や
もどかしさと付き合う力こそが
 
セッションを終了したときに
成果として得てほしい
 
重要な一つだと思うのです。

 

 

 

 

カミヤカオリ

 

 

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