フルセンテンスで尋ねられない。 | 「未来を切り拓く、本物の英語を。」フリーランス英語講師K-the English Mercenary Lecturerのブログ

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こんにちは、フリーランス英語講師のKです。

どういうわけか外にいると外国人の方に電車の乗り方や目的地への行き方などをよく尋ねられます。

大阪の街は今とてつもない数の外国人観光客だらけなのでそうした機会が以前より増えるのは当然だとは思いますが。

昨日も大阪駅のホームで電車を待っていたときに、欧米人らしき年配の夫婦に、京都に行くにはどの電車に乗るべきか、を尋ねられました。


と言っても、実際に彼らが僕にかけた最初の言葉は、僕が乗ろうとしていた電車を指しながら言った

"Kyoto?"

の一単語のみで、その言葉と身振りから質問内容を察したわけです。


僕が乗ろうとしていた電車は普通電車だったので、

「この電車は京都には行くけれどとても時間がかかるので、すぐ後に出発する新快速に乗った方が速い」

という旨の内容を英語で説明しました。


すると彼らは僕がかなり流暢に英語を喋ることに驚いた様子で、一瞬おっという雰囲気になりましたが笑、
あとは普通に英語で

「新快速は野洲行きとなっているが京都にも停まるのか?」

と聞かれたので、

「野洲は終点なのでそれよりも前にある京都には停まる」

と補足しました。

最後は笑顔でありがとうと言ってくれ、僕もまた笑顔で自分の電車に乗り込んでバイバイしました。



さて、以前にも書いたことがありますが、
どうも日本人は「英語ができない」と思われているのか、はじめからフルセンテンスで話しかけてくる外国人はほとんどいません


西九条方面への行き方を聞かれたときも

"Nishikujo?"

だけでしたし、

ホームを迷っていた人に声をかけられたときも、せいぜい

"Which train?"

くらいのものでした。


彼らなりに分かりやすく尋ねようとする配慮ということもあると思います。

でもやっぱり、これだけ英語英語と言われながら、外国人からの日本人への英語力評価は極めて低いのが現実です。
そのように感じさせられる例や体験は他にもたくさんあります。


個人的には、道案内程度の英語からでも、日本人にフルセンテンスで尋ねても当たり前に通じるような、「日本人に英語で尋ねても問題ない」と思われるような英語当たり前社会になって欲しいなと思います。


海外に行っていつも思うのですが、英語社会って結構楽しいものです。

英語というより、多言語社会が楽しいのかもしれません。

第二言語を通じた新たな発見や自分との出会いがあるからです。


日本も英語を勉強対象ではなく、生活必需品レベルで受け入れられる時代がいつか来ると面白いですね。

今日もお読みいただきありがとうございました。